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食品業界を担う経営者の皆様に (後編)

 今回は、前回に引き続き食品業界における改善活動のポイントからお話します。


ポイント5

 生産数が季節により変動が大きく、忙しい月は黒字になるが、その他は赤字という企業が多いようです。
 繁忙期以外の通常月は全ての部署で稼働時間が8時間一杯ということは稀でしょうから、人員配置の統制と多能工化が必要になります。
 現場任せの生産計画では余裕を多く見る傾向がありますので、製造・間接部門を含む工場全体の負荷を把握して適切な人員配置計画の策定と実施が必要になります。 特に、スキルが高く定時間勤務の方の活用が重要なポイントで、定時間内での標準作業を設定し、出勤率を考慮の上、出勤人員を抑制します。

     


ポイント6

 新製品は高価な原材料と手間を一段とかけ、食感をそそる見栄えと美味しい商品を上市しなければなりません。
 生産現場に要求される条件設定などが極めて高度化しています。
 ベテランの技能を整理し、再構築し、ベテランの方にはベテランしか出来ない作業、洞察力やひらめきといった暗黙知をフルに活用した商品開発に特化していただきたいものです。 往々にして、誰でも出来る作業に従事し機会損失を発生させている場面を拝見します。

     

残す技能の棚卸をし、技能として残すもの以外は知識、情報、機械化・治工具化します。


ポイント7

 生産工程は4M(Machine、Material、Man、Method)を管理することに尽きます。原料は天然モノが多いのですが、ある程度管理可能です。
 生産を安定させ、在庫圧縮のためにも、4Mの変更管理が必須条件になります。
 新商品開発も自社の4Mを把握していれば、順調な立ち上がりを得ることができます。

     

 下記の表は現状の危険度を改善(設備改善を含め)により、向上させ、効果を点数で評価している点がポイントです。
 


4.最後に・・・

 経営課題を乗り越えてゆくとき、数年前までは幹部の力量を問題にする経営者の方が多かったように思います。
 しかし、昨今は、出来なければ人を変えればよいというスタンスに変化してきています。
 活動を通し、問題があれば遠慮なく申し出て下さいと言われる経営者の方もいらっしゃいます。
 そのためにも、次世代の幹部を育成し、企業発展の礎を構築し、永続発展の礎を活動の中で作り出して行かなければなりません。
 株式会社テクノ経営総合研究所のVPM(Value Producing Management)は絶えず進化と深化を遂げております。以前、VPM活動したという企業様も更なるご発展に貢献するものと考えております。

 是非、弊社へご連絡をお待ち致します。

コンサルタント導入に当たり経営成果を出すコツについて追記致します。

  1. 歩留りや労働生産性の数値目標と推移を経営者とコンサルティングが共有化すること。

  2. 経営成果が出ているか、月次ベースでもよいので、毎月、明確にする。

  3. 内部の問題点をはっきり、コンサルタントに伝えること。
    活動によって分かることは最初に伝える。時間の浪費を回避出来ます。

  4. コンサルタントとは遠慮なく、本音で議論をする。遠慮は無用です。
    成果を出すためにのみコンサルタントが存在します。
                                              以上

<<執 筆>> 株式会社テクノ経営総合研究所  板屋 博行

大手複写機メーカーにて、主力工場の組立ラインの生産性改善、並びに製造技術、生産技術を担当。特にプレス加工の工程設計、金型設計に従事。家電部品メーカーでは品質保証の責任者となり、工場責任者などの要職を歴任し現職に至る。

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