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改善活動の原点回帰・・・5Sは何のため?

 バブル崩壊と失われた10年、そしてリーマンショックを経て、日本製造業を取り巻く環境は大きく様変わりしました。生産は海外にシフトし、国内では多品種少量生産に加え、短納期や個別対応の要求が高まり、生産量に反して間接作業の負荷が増えています。
 改善活動も、再度「原点」に立ち返り、将来を見据えた変革の時期にあると感じます。
 まずは改善の原点である「5S」について考えてみましょう。「5Sの目的は?」「5Sの目指すものは?」などの質問に即答できる方はどのくらいおられるでしょうか?
 5Sはそもそも目的ではなく、「ムダ排除」の改善環境をつくる基本条件です。それができて初めて問題に気づき、ムダ排除の改善が出来るようになります。しかしながら5S活動が形骸化し、自己目的化するなかで本来の目的が失われていると感じることがあります。
 現場の5Sには「品質保証」「安全衛生」も含まれますが、「ムダ排除」に繋がらない場合があります。たとえば、工程で不良品識別を完璧に行っても不良削減はできません。また表面的な安全管理強化では逆に時間や工数を増やすことになります。重要なことは、「ムダ排除」を目指して原因を追究し、真因に対して有効な対策を行うことです。



 また、現場だけではなく「間接業務の5S」も今後重要な課題だと思います。
 みなさんの改善を振り返り、多品種少量生産に合った活動を考えてみませんか。
 テクノ総合研究所ではVPM(Value Producing Management)の考え方をもとに、お客様の状況にあった「あるべき姿」を描き、最善の改善活動を提案させていただきます。

<<執 筆>> 株式会社テクノ経営総合研究所  細川 比呂志

大手電子機器メーカーの開発設計および生産部門において、製品の開発設計改革から、新製品の生産立ち上げ、生産性向上、品質向上、アフターサービスマネージメントにわたるものづくりの現場に従事する。その後テクノ経営総合研究所のコンサルタントへ転身。現場改善から組織力強化に至るまで経験に基づく幅広い視野でのコンサルティングを得意とする。

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