ASAP2012vol_1 page 2/12
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??? ???株式会社テクノ経営総合研究所代表取締役隅谷稔新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、すがすがしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。災害からの復旧昨年は東日本大震災および....
??? ???株式会社テクノ経営総合研究所代表取締役隅谷稔新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、すがすがしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。災害からの復旧昨年は東日本大震災およびタイ洪水等、予期せぬ自然災害が相次いだ一年でした。被災した福島原発の放射能拡散は深刻な社会問題を引き起こし、災害の爪痕が残る被災地では、依然として市民生活に不便を強いられる状況が続いております。ものづくり企業においても、生産設備の被災やサプライチェーン寸断により、操業停止や生産計画の変更などの甚大な被害を蒙りました。そして、世界同時不況からの立ち直り段階における被害であったため、当初、その復旧には相当の期間が必要であると考えられていました。ところが、その予想に反して、夏場の節電状況をシフト勤務で乗り切る、代替生産計画を迅速に進める、サプライチェーンを早期に回復するなど、想定外の速さで災害からの復旧が計れたのは、日本のものづくり企業が持つ現場力の強さを証明する出来事であったと思います。ものづくり企業の復権一方で、常態化する円高や世界同時株安の進行により、ものづくり企業の海外移転が加速化され、産業の空洞化が再び懸念されています。しかし、技術立国としての日本の優位性を確保するためには国内拠点の強化もまた重要課題であると思います。この時代の転換期にあたり、全体最適や危機管理も含めた経営戦略の再考が求められています。先行きの不透明さに対する打開策は、全社一丸となって取り組む企業改革の推進以外にありません。新しい一年を迎え、今年こそ日本ものづくり企業復権の年にしたいものです。カイゼンとカツジンで企業を変革!今年からは、VPMにおける“カイゼン”と“カツジン”をキーワードに、個と組織の存在感を高める企業改革をご支援してまいります。“カイゼン(改善)”は日常の業務に潜む問題を発見・解決する活動、“カツジン(活人)”は人材を人財に変える活動をさしています。VPMは従来の発想にとらわれない新しい企業改革の思想です。テクノ経営は、今後も皆様から信頼されるコンサルティング会社として前進を続けてまいります。本年も皆様がたの変わらぬご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。1 ASAP