ASAP2012vol_2

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特集1企業インタビュータイ現地社員の意識革新で高収益体制を構築ミツイハイジーンマテリアルズタイランドミツイハイジーンマテリアルズは、三井化学株式会社の100%出資の関係会社としてタイに設立された。医療や介....

特集1企業インタビュータイ現地社員の意識革新で高収益体制を構築ミツイハイジーンマテリアルズタイランドミツイハイジーンマテリアルズは、三井化学株式会社の100%出資の関係会社としてタイに設立された。医療や介護の場で使用される不織布や通気フィルムの製造・販売を担う同社では、現在もフル生産の状況が続いている。「生産性アップにはタイ現地社員の戦力化がぜひとも必要」―本社方針がきっかけで開始された意識改革の取組み。そのポイントは現地社員が自分たちの言葉でコミュニケーションできる改善活動にあった。President稲垣隆之氏▲稲垣社長がタイに赴任されて3年近く経過されたとお伺いしております。本日はその期間にご導入されたコンサルティング活動についてお話しをお伺いできればと思います。まず、はじめに御社の概況について少しお聞かせいただけますでしょうか。稲垣:私がタイに来てから2年と9か月が経ちました。当社は三井化学株式会社の100%子会社として、2001年8月に設立されました。当初の事業は紙おむつ向けの不織布の製造からスタートしました。工場が完成して営業運転を開始したのは2003年3月ですが、それ以降は不織布のラインをもう一系列増やしたのと、同じく紙おむつに使われる通気フィルムの生産ラインが2系列を加えて、全部で4系列の生産ラインを保持するようになりました。御社がタイにご進出された背景をお伺いしましたが、その過程でコンサルティングを導入されるに至ったきっかけはどのようなものでしたか。当工場の生産能力は、不織布2系列で約3万トン、通気フィルム2系列で約6千トンですが、市場ニーズが高く、現在もフル操業の状況が続いています。そういった中で生産性の向上を目指して、タイ人現地社員の地力を上げることが課題になってきました。コンサルティング導入のきっかけとしては、本社からマネジメントの現地化を進める方針がでたのが一つです。この課題を進めていくにあたり、タイ人マネージャーの能力の底上げが必要だという実感が起こってきました。そこで何らかのトレーニングを入れることを検討し始めました。もう一つの動機は、工場が立ち上がってすでに8年1 ASAP