ASAP2012vol_2

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テクノ式「VPM」のタイでの有効性について今後はまずタイ人スタッフを中心に人材を育成しながら、併せて日本人スタッフも育成することが必要になってくると思われます。2タイ人スタッフの諸問題の認識2-1.生活....

テクノ式「VPM」のタイでの有効性について今後はまずタイ人スタッフを中心に人材を育成しながら、併せて日本人スタッフも育成することが必要になってくると思われます。2タイ人スタッフの諸問題の認識2-1.生活文化の違いによる組織行動の欠如タイでは気候的にも季節感がなく、四季を通じて大きな変化がないと言う環境と先祖からの生活習慣(食物、住むことに困らない)により組織的な行動が取れない。2-2.階層意識、平等意識が強く相互に踏み込まない課長、係長、主任、職長などの壁があり仕事の範囲を決めて、範囲を超えようとしないので、協働ができにくい。人の評価を公にし差をつけることを嫌う。皆一緒の考え方が強い。2-3.言葉の問題基本的なコミュニケーションのツールである言葉は非常に大切である。よくある話で、ローカルの課長(大卒が多い)が英語や日本語がわかるので、英語や日本語で報連相をし、課長が部下に情報を伝える仕組みは今までの経験からほとんど機能していないことが多い。通訳は日本語の資格を持ったタイ人を通じて行うのがベターである。このような背景から次のような特徴的な行動パターンができています。●言ったことしかやらず、思うように動かない。●行動が遅く、応用も利かない。●部下に対し指示が甘く、報連相ができない。(とくに報、相は少ない)●目的意識、納期意識(時間感覚)が少ない3タイ人スタッフの人材育成の必要性日本的な経営システムをタイ人スタッフの人材を中心にした組織で運用するために人材育成を始めようとする際には、「組織的には工場長まではすべて現地化を目指す」ような明確な目標を定めたタイ人スタッフの人材育成が必要です。タイ人スタッフが前記のような特徴的な行動パターンを持っているからと言って決してできないということではありません。潜在的な能力は持ち合わせているし、対応力も十分に持っていることは言うまでもありません。具体的に引き出しやれば組織対応力を持った人材を育てることができます。3-1.最適な手法VPM(Value Producing Management)C改善総合的な育成が可能D改善全員参加型改善活動テーマ設定アイデア発想構想と実行VPM人間関係的直接的自己啓発的改善の推進プロジェクト型改善活動日常からの気付き問題の発見、発掘原因追求、対策成果を追求ASAP 6