ASAP2012vol_2

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テクノ式「VPM」のタイでの有効性について4タイ人スタッフ人材育成の具体的な方法長年に亘ってタイで弊社が進めている「VPM」活動を中心に、小集団活動として改善活動を推進し、様々な階層での役割を明確にし、意....

テクノ式「VPM」のタイでの有効性について4タイ人スタッフ人材育成の具体的な方法長年に亘ってタイで弊社が進めている「VPM」活動を中心に、小集団活動として改善活動を推進し、様々な階層での役割を明確にし、意識改革と行動改革を行ないます。4-1. C改善(Change,Challenge):日常業務のムダ排除主たる活動はグループごとに自職場の問題を抽出し自ら解決します。活動の目的は改善とコミュニケーションのできる職場風土を確立します。<活動の狙い>●意識改革:「やらされる」から「やる」へ変ります。改善も仕事と意識させます。●改善体質維持:改善を後戻りさせないため標準化の重要性を理解し職場に蓄積します。●改善技法の習得:原因分析を通じて問題解決能力を向上します。4-2.D改善(Development,Design):プロジェクト改善他職場との協働により問題を解決します。活動の目的は自職場で解決できない課題を進めることにより圧倒的に効果がある改善を実施します。<活動の狙い>ボトムアップの改善に加え現状をブレークスルーするトップダウンの高い効果の改善を実現します。以上2つの改善活動を主軸として人に着目したムダ排除の改善活動を進めます。企業の全体最適を目指す価値創造手法「VPM」は前記したようなさまざまな問題を解決し、タイ人の創造力と自発的な改善力を向上させ、工場運営の現地化を目指す活動です。活動のための活動ではなく、活動のなかで様々な手法、5S,TPS,TPMなどを駆使して職場の中にある諸問題を単にフォーマットに沿った改善ではなく、現場密着型の実践を重視した活動を通して、成果を追求すると共に人材を育成する効果のある手法、活動です。今後さらに厳しくなるタイの環境の中で有効な手法、活動になると確信をしております。活動の方法について現在まで様々な手法を導入した活動を行って手法の習得は出来ている状態が多くみうけられます。しかし実際の状況は様々な手法の活動を優先して継続するような考え方になっており、日常業務の中で全てを継続するのは従業員の方々にかなりの負担になります。従って、今後は「活動優先」の考え方ではなく「テーマ優先」の活動を前提として、従業員の方々が習得した、あるいは習得中の手法を日常作業の中の問題解決に応用することで成果を求めることが必要と考えます。現在の方法過去、現在も行っている活動5STPSTPMKAIZENSaftyLeanHappy活動展開「活動優先」の活動習得した活動を継続展開今後の方法過去、現在で習得した手法5STPSTPMKAIZENSaftyLeanHappy手法展開「テーマ優先」の活動現場の問題を抽出してテーマを決め、手法を応用して問題を解決するテクノ経営総合研究所TMCTマネジメントコンサルタントやまもとのぶゆき山本信幸PROFILE電子部品製造業にて生産性改善に携り生産技術改善(VE,VA)で積んだ経験を活かし、事業の建直しに従事。事業建直しに際し、コア技術の確立及び拡大、製造現場の作業改善の推進にトヨタ生産方式導入実施する。これまでの経験を活かし、日系海外工場で活躍中。7 ASAP