ASAP2012vol_4 page 9/12
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工場お悩み相談業務設計はゼロベースで行うことが重要です。第1ステップは、自社の間接部門に必要な業務を抽出する機能分析です。これがあるべき間接部門の仕事となります。第2ステップでは、現状業務の洗い出しを....
工場お悩み相談業務設計はゼロベースで行うことが重要です。第1ステップは、自社の間接部門に必要な業務を抽出する機能分析です。これがあるべき間接部門の仕事となります。第2ステップでは、現状業務の洗い出しを行います。そして、第3ステップで、現状業務との比較にできるわけです。ちなみにVPM活動では、この部分を活人化プロジェクトとして進めています。このように間接改革は、まず必要な業務設計を実施してから、現状業務を見える化し、改善に取組んで行くことが必要です。より必要な価値業務とムダ業務を明確に分類していきます。また、この業務分析を通じて、現在の間接部門に不足している業務が発見できることがあります。それが、新製品開発、マーケティングなど自社の経営戦略を補強する部門の創設につながる場合も出てきます。続く、第4ステップ以下の改善を通じて、ムダ業務を削減し、削減されたムダ業務に変わって、会社にとってより値打ちのある業務の割合を増やしていくことが間接改革の進め方STEP1機能分析■必要業務の抽出(仕事には必ず目的がある)■あるべき姿(ゼロベースで再設計する)STEP2現状調査■業務記述書(個人別に作成)■実態調査(あるべき姿のとのギャップ認識)STEP3業務の価値評価■現状機能―リスト化(重複、過剰、ムダ、準ムダ)■不足機能―リスト化(弱点克服)STEP4STEP5改善テーマの決定改善の実施■ムダ業務削減チェックリスト■機能強化■ムダ排除・業務簡素化・標準化■活人化プロジェクトP R O F I L E株式会社テクノ経営総合研究所中部カンパニー長マネジメントコンサルタントこくぼかずたか小久保和孝大手素材メーカーにおいて技術開発、工場建設プロジェクトを担当。国内外において新設工場建設と立ち上げ、安定化までの操業管理・工程改善に従事。省力化、労働生産性向上、品質維持向上にむけての取り組みによって大きな成果を実現。現在に至る。直接・間接部門の生産性向上や営業支援、物流の最適化、調達購買支援など様々な領域でのコンサルティングを展開している。ASAP 8