ASAP2013vol_1 page 11/12

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工場お悩み相談●良品状態の基準値からのズレを測定●全てのズレを復元、又は、安定化のための改善案を検討。オペレーター教育維持管理と改善の両方の能力を備えた、モノづくりに強いオペレーターが目指すべき姿です....

工場お悩み相談●良品状態の基準値からのズレを測定●全てのズレを復元、又は、安定化のための改善案を検討。オペレーター教育維持管理と改善の両方の能力を備えた、モノづくりに強いオペレーターが目指すべき姿です。自分の設備や運転方法の不具合を発見し、復元及び、改善するという「自主保全活動」を通して、この能力と、「自分の設備は自分で守る」意識を醸成、やる気・やる腕のあるオペレーターを育成できます。―モノづくりに強いオペレーターに求められる能力―●異常を異常として発見する能力●異常を正しく処置・復元できる能力●原理原則を理解し、異常の原因を追究し、源流で改善できる能力●維持するために定量的な判断基準を決めることができる能力●その基準を守りやすくするための改善ができる能力●ルールを確実に守れる能力。日常点検の実施日々設備を運転しているオペレーターの五感による日常点検は、異常の早期発見の基本です。「自主保全活動」を通して、やる気、やる腕のあるオペレーターを育て、起こってしまった結果系の異常ではなく、原因系の異常、潜在的な異常を発見すること。すなわち、何かいつもと違うようだ、なぜ点検基準から外れているのか、故障が起こりそうだ、もっと詳しく調べてみよう、この能力を持ったオペレーターにより、故障や不良を未然に防ぐことができます。図１自主保全と専門保全の分担運転部門専門保全部門正しい操作、運転日常点検、清掃、給油、増し締め小規模修繕、改善運転部門では「自分たちの設備は自分たちで守る」の気風を醸成し「やる気、やる腕」を高めることが必要です。運転部門チョコ停が多くなった最近、異常音が聞こえる日報情報共有化定期ミーティング????中大規模修繕、改善定期点検、傾向検査、定期整備劣化状態の解析、評価専門保全部門では自主保全の日常点検や小修繕・改善が正しく行えるように指導育成することが必要です。ＭＰ活動専門保全部門P R O F I L E株式会社テクノ経営総合研究所開発カンパニーマネジメントコンサルタントすずきまさたか鈴木正隆応用化学を専攻し、大手セラミックスメーカーにて、新素材の研究開発、製品の製造技術、生産技術など、『モノづくり』の現場に様々な角度から携わる。改善推進、TPM推進部門の責任者として、工場の生産性向上、品質・歩留向上、原価低減、人材育成などのプロジェクトを統括するとともに、現場に入り込んだ活動を行い改革に貢献、大きな成果を上げる。安全衛生環境部門の責任者の経験も生かしながら、現在、コンサルタントとして活躍中。ASAP 10