ASAP2013vol_1 page 9/12
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で設計するように改善を進めていきます。同期生産を実現するためには、工程の順序を乱す障害要因を徹底して撲滅することです。例えば、1)ラインからは撥ねだして修理すると順序が乱れるため工程内不良を防止する。....
で設計するように改善を進めていきます。同期生産を実現するためには、工程の順序を乱す障害要因を徹底して撲滅することです。例えば、1)ラインからは撥ねだして修理すると順序が乱れるため工程内不良を防止する。2)設備の停止時間をできるだけ短時間にする。3)生産計画から部品調達、生産、納入に至る全プロセスを同期させるという考え方が求められます。そうした阻害要因をすべて問題としてとらえることが必要です。まず、問題発見から始める職場の問題解決は、暫定的対策と恒久対策に分けられます。一時的な問題は早急に手を打ち解決することが先決ですが、常時発生する不具合や問題点に関しては恒久対策の検討が必要となってきます。恒久対策には、発生源を特定するために設備や部品設計のレベルまで遡及した対策検討が必要になる場合もあり、これを源流管理と呼んでいます。“源流管理”とは「真の原因分析のため、問題の源流まで遡って対策を考えること」です。現場管理の進め方製造現場における監督者の役割は重要です。お客様が要求する品質水準と工程の作業品質を維持が求められるからです。監督者の役割は以下の項目です。1)目標の達成4M(人・モノ・設備・方法)管理でPDCAサイクルを回す。2)仕事の標準化とその向上職場内の最適標準を確立して標準化を推進する。3)源流管理の徹底問題の真因を根源にまで遡り追究、対策を立てる。4)先手管理の構築問題発生を未然に防止する仕組みを構築する。5)部下の育成個人とチームの成長のために技能伝承を進める。VPM同期生産へのアプローチ生産指示加工生産指示組立生産指示塗装各工程に生産指示、各工程後に仕掛生産指示加工組立塗装初工程に生産指示、工程間の仕掛なしPROFILE株式会社テクノ経営総合研究所開発カンパニー本部長マネジメントコンサルタントさかぐちよういちろう坂口洋一郎大手自動車会社にて、IE、シート製造、TPM、TQMの責任者を歴任。総合生産性管理システムの構築、製造現場の生産性向上、品質向上、生産リードタイム短縮の実績をあげる。・大手業務用冷蔵庫製造会社にて、製品物流の改革として、製品在庫拠点の削減、混載輸送の推進、運送業者の競争入札制度の導入、廃棄物処理費の削減をして、物流費の大幅低減を達成。・その経験をもとに、業務コンサルタントに従事し、様々な業種、業態において、生産性向上、品質向上、収益向上のための改革実践の指導を推進している。ASAP 8