ASAP2013vol_2

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企業価値を高める改善への道標できないとだめです。結局、人材がいないということは無理して集めても質が落ちてしまう。優秀な人材を少なく、少数精鋭で稼動できないとだめだということです。そして、今後、ますますワーカー人材が不足してくると思われます。最近、よく言われるように、ミャンマーから人を入れるという手段もありますが、労働集約的な作業であればともかく、高度な作業ではまだ無理があるようです。――タイでは間接人員の割合がとても多いと言われますが。山口:日本では約10数%程度ですが、タイでは30%近くになる様です。300名規模の企業なら100人が間接。こんなことは日本ではまずあり得ない。また、タイ国の制度も問題です。まず書類が多すぎる。インボイスひとつを取ってみても、タックスインボイス方式で一枚一枚が税金表です。枚数増えれば当然間接も必要になってきます。その意味でも業務の効率化と少数精鋭化がより必要とされているのです。――今後の企業ビジョンや改善活動等をお話しください。山口:今後の改善活動目標として、現状から更に50%の不良削減目標を設定し活動を継続すること。そして、タイ工場をCMKグループのNo.1工場にすることです。当社はASEAN地域でNo.1の信頼性を持った工場と自負している。製造能力、品質、信頼性についてどこにも負けてはいないと思います。多種多様な製品を製造する当工場は、両面基板からビルドアップ基板まで幅広い生産対応能力を持っています。さらにフィルドビア設備の増強もはかり生産対応を行っているところです。フィルドビア銅メッキラインの導入により、更なる基板の微小化、細線化に対応できるようになりました。基板というものは、軽く、薄く、配線を短くすることが求められるが、それを実現できる設備がフィルドビアなのです。これは他ではできないことでモバイル用の基板工場が中国主体でASEANにない理由です。先日、大手自動車メーカーのお客様が来られたときに「いずれこの工場は作りきれないほど仕事が入ってきますよ」と声をかけていただきました。チャイナリスクの存在が日本企業の投資先を東南アジアに向けているようです。そういう意味では、当社も顧客企業のご要望に応えるものづくりをしていきたいと考えています。――本日はありがとうございました。CMK CORPORATION(THAILAND)CO.,LTD.本社工場企業概要企業名代表者所在地資本金上場事業内容従業員数主要得意先日本シイエムケイ株式会社代表取締役会長中山登代表取締役社長兼本国昭〒163-1388東京都新宿区西新宿6-5-1新宿アイランドタワー43FTEL. 03-5323-0231FAX. 03-5323-0071223億620万円東京証券取引所市場第一部民生用・産業用各種プリント配線板及び電子デバイスの開発・製造・販売944名(CMKグループ5,590名2012年3月31日現在)通信・家電・映像・音響・OA・自動車機器メーカー・半導体メーカー他CMK CORPORATION(THAILAND)CO.,LTD.334 Moo 7 Tambol Thatoom, Amphur Srimahaphote,Prachinburi 25140 THAILANDインタビューにご対応いただいた方CMK CORPORATION(THAILAND)CO.,LTD.Director Administration Department担当コンサルタントやまぐちよしひさ山口喜久氏Techno Management Consulting(Thailand)Co.,Ltd.マネジメントコンサルタントやまもとのぶゆき山本信幸ASAP 2