ASAP2013vol_3

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ASAP2013vol_3

連載現場発想で答える経営改善コンサルタントがズバリ答えます!工場お悩み談工場運営を進める中で生じる問題や悩み。ささいな悩みでも、経営者や現場の責任者にとっては大きな悩みでもあります。「工場お悩み相談」では、皆さまから実際に投稿いただいた案件について、弊社のコンサルタントがこれまでの事例等を参考に、的確な対策や解決方法をアドバイスさせていただくコーナーです。質問社内で取り組んできた自主改善が停滞ぎみです。リーダーとしてチームメンバーに活力を与える秘訣を教えてください。解答改善活動を続けてきたが途中で行き詰ってしまったというケースはよくあります。そうした企業の職場を拝見して感じることは、本来は前向きであるべき活動とは大きく乖離したマイナスのイメージが職場を支配していることです。活動が停滞する理由は様々あると思いますが、一番大きな要因は活動メンバーの動機付けが欠如していることだと思います。参画意識を持たせるメンバーを動機付けする秘訣はなんでしょうか。それはチームの活動目標と個人の役割をしっかりリンクさせることだと思います。つまり参画意識をしっかり持たせることです。チームとは目標達成のために結成されたもの、各人が役割を遂行することで運営される集団です。つまり個人の積極的な関与がチームを支えているのです。このチームには自分という存在が必要だ。この意識があればこそメンバーはやる気になるのではないでしょうか。ところが個人の役割認識が曖昧であると集団の中で一種の手抜きのような現象が起こります。綱引きやお神輿担ぎなどでは十分な力を発揮しない人がどうしても出てきます。自分一人が力を出さなくても誰かがやるだろう。集団に埋没するとそんな思いになりがちです。自分の活動だと思わせる人間は自らの行動に意味を求める存在です。例えば、イソップ童話の『キツネと葡萄』に見られるように、いくらジャンプしても届かない葡萄を諦めたキツネは「あの葡萄はすっぱいに決まっている」と7 ASAP