ASAP2013vol_3

ASAP2013vol_3 page 9/12

電子ブックを開く

このページは ASAP2013vol_3 の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
ASAP2013vol_3

工場お悩み相談つぶやくのです。ここには自分自身の行動を意味づけたい欲求が見られます。ちなみに心理学では代償と呼ばれる自己安定を求める行為といわれています。会社が決めた活動だから参加するしかない、といった「やらされ感」が改善活動の停滞を招きます。本来は自主改善であるべき活動が他人事のように傍観されているわけです。しかし、これでは組織にも個人にとっても倦怠感や疲労感だけが残る結果しか生まれません。自分たちのための活動だという主体性を持たせることが必要です。共感を持ってメンバーと接するれていますが、傾聴とは相手の話に共感を持って熱心に聴くことを意味しています。ただ、一見簡単そうに見えて傾聴という行為は非常に難しいものです。いつも顔を合わせるメンバーですから今さらという思いもあるでしょう。しかし、改めて本音で話をしてみるとメンバーの意外な素顔が発見できるものです。コミュニケーションはお互いのキャッチボールですから一方通行では成り立ちません。リーダーにはメンバーからのメッセージを受け止める感性が必要です。リーダー自身が心を開いて接すればチーム内に前向きの動きが現れてくるものです。この個人が抱く「やらされ感」を払拭するにはどうすればよいのでしょうか。その解決方法として、私はコンサルティングの現場でカウンセリングを応用したモチベーションアップを実践しています。カウンセリングはアメリカの心理学者であるカール・ロジャースが提唱した「来談者中心療法」が基本となっています。その手法は「積極的傾聴法」と呼ばI N F O R M A T I O N弊社HPにて、内山コンサルタント執筆のコラム「失敗しない改善・改革の進め方」を掲載しております。http://www.tmng.co.jp/の“コンサルタントコラム”も是非ご覧ください。P R O F I L E株式会社テクノ経営総合研究所関西カンパニー本部長コンサルタント兼カウンセラーうちやまさぶろう内山三朗大手産業機械メーカーにて生産技術、生産管理、そして外部コンサルティングの事務局として社内の改善・改革活動を推進してきました。その経験を活かしコンサルタントに転身し、製造現場といった直接部門から生産技術や設計・開発、営業など間接スタッフ部門に向けたコンサルティングを実践中。心理カウンセラーでもあることからコンサルティング技術とカウンセリング技術を折衷的に取り入れた、新たな領域でのコンサルティング支援を行っており、お客様より高い評価を頂いています。ASAP 8