ASAP2014vol_1

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コンサルタントの日記 工場見学が再び人気 最近、工場見学ブームが再燃している。工場見学に特化したガイドブックの売り上げも好調だし、工場の裏側を紹介するテレビ番組も高視聴率をキープしているという。 数年前、地図の昭文社が出版した『工場見学』シリーズは首都圏版、京阪神版、東海・北陸版」などのバラエティを揃え、幅広い見学先を掲載して大きくヒットを飛ばし、発売後5日間で再版を重ねる伝説の工場見学本となった。その後、各社から同様の工場見学ムックが発売されて今日にいたっている。 そんななか“工場萌え”ということばを流行らせた東京書籍は、バーチャル工場見学アプリ「まるごと工場見学」を昨年(2013年)11月に発売した。その内容は製鉄所や航空会社の整備工場、ガラス製造工場などをバーチャルに見学できるというものだ。しかし、バーチャルでは臨場感がない、そこでリアルな工場内部に興味を持つ。これも工場見学ブーム加速のきっかけになるのではないだろうか。 ブーム再燃の背景 小学校の社会見学は昔からあるが、工場見学は子供から大人まで手軽に参加できる身近なイベント、楽しく学べるアミューズメントスポットとして人気が高い。工場見学の多くは無料だし、実際に作業を体験でき、試飲や試食できることも来場者の関心を引く。最近では、製造業以外の仕事現場を見みたいというニーズも多く、ブックオフなども見学会を始めだした。また、特殊なところでは、近代史を物語る産業遺跡やダム施設の見学などもマニアの間で密かなブームを呼んでいるという。 こうしたブーム再燃の背景には、日常製品の安全性を確かめたいという要望もあるようだ。昨年は産地や原材料を偽って販売する偽装問題が相次いだ。食の安全に対する関心度が高まるなか、閉ざされた工場では消費者の不安は消えない。このあたりも工場見学に関する新しいニーズではないだろうか。 魅せる工場に――工場で働く人にもプラス効果 機械と人のムダのない動き、五感を刺激する音やにおいなどが醸し出す現場の活気。そして、工場には企業が蓄積してきた改善ノウハウが詰まっている。スムーズな工程の流れは長年の改善の積み重ねにより作られてきた。それが企業のものづくりに対する真摯な姿勢を感じさせる。本物の仕事場が見られることも工場見学の魅力だ。 企業が工場見学を開催する理由は、製造現場を開放することで消費者に安心感を持っていただくこと。それはブランドイメージ向上のためにも欠かせない条件である。そして、製造現場で働く方々にとっては、消費者との触れ合いがモチベーションを高める貴重な場面となる。魅せる工場づくりは企業にとって大きなプラス効果を持った取組みである。“工場見学ブーム”の再燃メール:info@tmng.co.jp TEL:06-6910 -6797株式会社テクノ経営 管理本部 担当:倉崎、合田、岩﨑・貴社の開催目的に合わせた工場見学会をオーダーメイド企画・5000件以上のデータベースより最適な見学先工場を選定・セミナー連動により、研修効果の高いプログラム編成が可能関連事項の解説、改善事例紹介等で、より高次元の見学会に! -「オーダーメイド工場見学会」の特長-見学会開催は簡単です。お気軽にお問い合わせください。オーダーメイド工場見学会ご相談受付中13 ASAP