ASAP2014vol_2 page 2/12
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概要:
ASAP2014vol_2
――本日はよろしくお願いいたします。まずご導入のきっかけについてお伺いします。社長:テクノ経営から届いたセミナー案内が最初のきっかけです。そのなかにあった「人材力と生産性」というセミナーのタイトルと当社の経営理念「雲竜のごとく人財の大創」に共鳴する部分を感じました。 マネジメント系や銀行系のセミナーにはよく参加していましたが、製造業向けのセミナーは少なかったので、話される内容についての関心もありました。 それで一度、私自身でセミナーに参加させていただきましたが、当社が求めている「仕組みづくり」や「人材力を活かす」ということに関連したお話を伺ってさらに興味を深めた次第です。また「VPM戦略経営セミナー」には私と両事業部長の3名で参加しましたが、大会の発表事例には非常に感動し、コンサルティングを検討してみることにしました。三谷:私自身も「VPM戦略経営セミナー」に参加して、今までにない印象を受けました。それは導入企業によるVPM活動の発表があったからです。単なる講演ではないリアルな事例紹介を聴いて、参加させていただいている我々もたいへん感動しました。それで社長のコンサルティング導入のご意向に賛同させていただいたわけです。―― 工場診断を受けられたご感想はいかがでしょうか。三谷:工場診断後のプレゼンテーションをお聴きして、さらに私の望んでいた改革の方向性が明確になりました。大塚:「きれいな場所じゃないとちゃんとした製品は出来上がらない」と会長から常々言われてきましたが、コンサルタントからも「5Sのなかで重要なのは整頓です」と説明されました。 整頓しようと思えば整理しなければならず、整理する前には必ず清掃が必要不可欠です。重要なことは一歩を踏み出すことで、現状の延長線で試行錯誤するだけでは効果的な改善は期待できない。そういう話をお聴きして自分自身もコンサルティングを受けてみたいという気持ちになりました。―― コンサルタントの視点は参考になりましたでしょうか。大塚:それまでは自分たちのものさしでしか物を見ない傾向がありました。また我流でやっていると活動の軸がぶれてしまうこともある。社内活動が中心となって成果の追求が忘れ去られるケースです。 コンサルタントから、目的と手段の混同を指摘され、活動推進の効果がどれだけあるのかを一人一人に問い大創 株式会社CORPORATE INTERVIEW特集1 企業インタビュー 大創株式会社は、紙器・段ボール用の打抜木型やオリジナル製品を開発する企業。お客様の問題解決に役立つ独創的でユニークなモノづくりを続けている。 木型技術のスペシャリストが作る紙箱用の打ち抜き木型。精度と耐久性が要求される一品もの。他社がマネのできないモノを作りたいという意気込みが組織に根付いていた。 もう一つの主力製品である“Gテープ”は、紙箱を組み立てる際の折れ曲げ線の作成を、ワンタッチで可能にする型抜き補助具。数十万回の打ち抜きテストをクリアー、通常で20~30万ショット、セット変えなしで連続50万ショットの使用に耐える。“Gテープ”は国内外の顧客が絶大な信頼を寄せる大創株式会社の主力製品だ。 今回は、人材力をテーマに意識改革を進める大創株式会社の改善活動を紹介する。人材力で切り開く!生産性を高める仕組みづくりG-Tape VS-4 段ボール用木型コンサルティング導入までの流れ1 ASAP