ASAP2014vol_2 page 4/12
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ASAP2014vol_2
――今回の活動成果はいかがでしょうか。三谷:活動を開始して、3か月目に1.5倍の生産性向上に成功し、設備を入れ替えたわけでもなく、人の意識改革だけでこれだけ変わるものかと驚きました。現在も活動を推進中なので、最終的な目標達成に向けて進めておりますが、短期間で大きな成長が現れていることは事実です。 意識が変わった一つの例としては、100%の数値目標に対して、次回の指導日までの到達目標を80%と宣言するチームが出てきたことです。コンサルタントが「本当に大丈夫なの?」と念を押しても「やります!」という返答、横で聞いていた私も心配になりました。が、あっという間に80%を越えてしまいました。こんな短期間で目標達成に近づいているだけに、これは普通ではないという印象を受けました。――それだけのポテンシャルを持たれていたのでは?社長:そうかもしれません。そこが人の潜在力を柔軟に引き出すVPM活動の特長ではないでしょうか。定まった教科書に沿って行うコンサルティングでは、こんなに人の潜在力を引き出すことはできないと感じています。三谷:また、我々が言いにくいことをはっきりとズバリ言っていただけるので、その部分でコンサルタントには大いに助けていただいている。我々の考えをご理解いただき、我々の目線に立ってご指導いただけるところが非常に大きいです。社長:これは3人の共通認識ですが、人材育成面ではVPM活動を通じて予想以上の成果が出ていると感じています。特に、チームリーダーの成長が大きく、これはかなりの波及効果となっています。大塚:チームリーダーは、最初は頼りない感じもありましたが、本人たちも自信が出てきたこともあって、最近ではかなり積極的に取り組んでいます。以前から頭を悩ませていた、主任・係長・課長などの管理職についても責任感が生まれ、任せておけばしっかりとやってくれるようになりました。 その結果、組織としての統率が取れ、上司と部下の連帯感が生まれてきたと思います。それはチームで活動を続けるなかで得ることができた成果ではないでしょうか。――活動を通して組織力が強まったということですね。三谷:そうですね。GS事業部では松竹梅の3チームで活動を進めておりますが、そのなかでも梅チームは営業部と製造部で編成されたチームです。ところが以前から営業部と製造部の間にはわだかまりがあり、みんなで食事に行くなど、色々と試みましたが強固な壁は解消されませんでした。 それが今回の活動を通じて、まったく以前とは違う信頼関係が芽生えてきました。朝のミーティングでも、今までのわだかまりを払拭してお互いに協力し合えるようになりました。これは私自身すごく悩んでいた部分だったのですが、大きな改善効果だと感じています。――今後の活動課題についてお聞かせください。社長:今後の方向性としては2つあります。 一つは「乾いた雑巾からさらにどの位しぼりだすことができるのか?」という課題。今までは順調に活動今後の活動について大創 株式会社CORPORATE INTERVIEW特集1 企業インタビュー打ち抜き用の刃をサンプル化して参考にできるようにした。普段使う工具や材料の整理整頓で作業能率アップ!抜型事業部での改善事例事例1 技能伝承の推進事例2 5S改善活動成果について3 ASAP