ASAP2014vol_2

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4)「自分たちがやって・自分たちが変えるんだ!」という、一人一人の自発性を引き出しながら、成果を全員が実感する。1)トップ・ミドル・ボトムの上下のつながりをフラットな組織として「改善活動」を展開します。このフラット組織は、例えば「1日15分間の改善活動時のみ」であり、活動が終了すれば、通常の会社組織に戻って業務を運営します。2)10名前後の小集団を活動の母体として展開する。3)推進リーダーは、現状組織を離れて若手(女性も可)を中心に起用する。4)活動の運営方法、日常問題の解決方法、抜本的な改革の進め方など、具体的な実践方法の外部指導を受けて、推進の迅速化と成果実現を加速する。5)月次・期毎のイベントにおける発表会を活用して、多くの方に発表していただく。 いままでの私の経験では、多くの企業が組織改革で大きな成果を生み出しています。 たとえば、A社では新工場の立ち上げを増員なしで実現されました。既存工場での生産性向上活動により、「省力・少人化・活人化」を展開、両工場の増産体制による運営成功が利益率の大きな伸長を促すことになりました。 また、製造部門での生産性向上活動から、徐々に全社の活動に展開したのが、永い伝統を有するB社のケースです。当初、B社ではコストダウンと在庫削減が課題となっていました。そこで「生産向上と在庫削減活動の並行実施」から、借入金返済と自己資本率の向上を達成されました。また、つづいて研究開発部門の活動へと展開されて「新製品売上額の増大」などを実現、現在も全社的な活動を継続されています。 このB社の社長様からは、「生産管理・調達・製造・品質管理など部門のカベを越えた連係で活動を進めています」「急に在庫が減っていますが何か手法があるのですかと、同業他社からも聞きに来られるようになりました」とコメントをいただきました。 やはり、改善活動を成功させる秘訣は全員の意識を一つにすることが大切です。上からの指示ではなく、メンバーが自主的に取り組める活動にすることが重要だと思います。それでこそ、活動の努力が成果に結びつくのではないでしょうか。 会社は、人が創り上げ・支えています。また人と人の出会いが大きな転換のきっかけになります。このたびの、この紙面での出会いが本物の出会いとなり、「ご期待を越える成果と感動をご一緒に実現できること」を祈念しております。化学品、食品および鉄鋼メーカーにおいて、品質保証・生産管理・工場プロセス等の改善チームリーダーとして、品質安定化・省力化・少人化、生産合理化などを経験し現職に従事。医薬・化学・食品・窯業・鉄鋼メーカー等の徹底した実践指導により、改善効果を経営成果に結びつけるコンサルティングを実践させていただいております。PROFILE株式会社テクノ経営総合研究所 ブレーン国際カンパニー ブレーン国際 第1本部 本部長 マネジメントコンサルタント相澤 淳一あい ざわ   じゅん いち具体的な活動推進ポイント組織改革の成功事例プロローグ変わり特集2 にくい「企業の体質・体力」を活性化し、強化するASAP 6