ブックタイトルASAP2014vol_3

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概要

ASAP2014vol_3

図1 このようにすると総合効率、業務効率と生産性の関係がグラフ上の1つの点として表され、現状が明確になるため、改善の推進が容易になります。また長期の履歴(1年の活動成果)も簡単に表示できるようになりました。 そして、この2次元グラフを維持するために、現場ではDPR(=Daily Productivity Report)という表を作成して、日々の生産数、作業時間等を毎日記入し、その場で生産性の指標の増減が分かるようにしています。その結果、その日その日の生産性が見える化されるため、現場サイドでもその日何が起こって生産性が悪くなった(または良くなった)が一目で分かるので、日々の改善の指針としてたいへん役立っています。合同会社ベルトン・トウトク・テクノロジーCORPORATE INTERVIEW特集1 企業インタビュー もう一つの手法である「ワークアウト」とは、GEの元CEOであるジャック・ウェルチ氏が開発した、官僚主義を打破し組織変革を行うための1つの手法です。その基本的な考え方は「ある仕事に1番近い人がその仕事を1番よく知っているという前提に立ち、職能や職位に関係なく、現場の人間にアイデアを求め実行に移す」というものです。BTPではこれを工場生産改善のための一技法と位置づけ、実施しやすいよう改良を加え、改善活動に取り入れています。 「ワークアウト」は、第一線のメンバーが重要な問題活動成果の見える化で競争意識が向上チームによる活動発表風景生産性と活動成果の見える化のための2次元グラフ定 義特 徴生産性= 総合効率× 業務効率  (× 最大生産能力)生産性向上の成果とは、左記面積比のことである。総合効率(能力)業務効率1.01.0または、 実動効率× 直投率  (× 最大生産能力)(   )活動開始履歴曲線目 標活動のプロセス(履歴)と活動内容の問題点がはっきりと分かる生産性が一定の曲線能力と業務効率が決まると生産性は一義的に決定される。活動チーム、グループあるいは個人の生産性全体の分布が一目瞭然生産性低下の要因がはっきりと分かり、対策に繋げることができる1 0面積がそのまま生産性を表す3 ASAP