ブックタイトルASAP2014vol_3

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概要

ASAP2014vol_3

しています。ライン工程の改善では平行に4列並んでいた巻線機ラインをU字型に再編成したところ、7名で行っていた作業が4名で行えるようになりました。また、作業レベルの改善では、部品の固定作業の見直しにより作業工程を減らすことに成功しています。コイルにチューブを挿入する作業ではタクトタイムの関係で複数工程を取ってきましたが、作業改善によりタクトタイムを変えずに工程を減らすチャレンジを継続中です。への道標企業価値を高める改善事例研究(1) 巻線機の配置変更巻線機工程の合理化並列に4列並んでいた巻線機のラインをU字型に配置し直し、7名を4名に削減した例巻線機巻線機と主体的に取り組んでいく活動です。その進め方は、テーマを熟知しているグループがアイデアを考え、「タウンミーティング」という公開の場で責任者に提示することから始まります。そして、公開討論のあと、リーダーが「その場で」それぞれの提案について、イエスかノーかの意思決定を行うというものです。スピードを重視する活動のため、期間は3か月程度の短いサイクルを目安としています。既成概念にとらわれない水平思考の習慣づけを促し、「システムシンキング」を組織内に育てることをねらいとしています。 アイデアを生み出すこと、行動を起こす価値のあるテーマ選択するためには、迅速かつ決定的に進められるアイデアの分析力が必要です。そのために「実行可能判断テーブル」(図2)を用いてカテゴリーごとに素早く分析を行うようにしています。―― 具体的な改善実施についてお話ください。 ライン作業工程の改善は生産性アップに大きく貢献キックオフ大会改善前改善後75%アップ効 率図2 ワークアウト実行可能判断テーブル収益小収益大遂行が容易すぐできる(QW:Quick Win)時間の無駄(TW:Time Waster)努力が必要(SE:Special Effort)ボーナスチャンス(BO:Bonus Opportunity)遂行が困難BTPではこの手法を間接部門や共通技術での問題解決に取り入れ、効果を上げています。ASAP 4