ブックタイトルASAP2014vol_3

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概要

ASAP2014vol_3

――今後の活動に向けてのビジョンについてお聞かせください。後藤:私がBTPに赴任して驚いたのは、15年前の東京特殊電線フィリピン工場のときに雇用した従業員がそのまま現場に残っていたことです。彼らの大半は現在、活動を進めている17チームのキーマンとして活躍してくれています。そういう意味で新しいメンバーとのコミュニケーションを円滑に進めることができて非常に助かっています。 私は自分自身の信条として、「会社が人をつくるのではなく、人が会社をつくる」とずっと考えてきました。会社は一人の力で大きくなるのではなく、多くの人の力を集めてこそ成り立つものです。一人ひとりの力は小さくとも、全体のベクトルを結集すれば大きな力になります。 将来的なビジョンとして考えていることは、製品開発のみを日本で行い、設計・生産はBTPで行えるようにすることです。これはBTPをひとつの会社として成立させるということですが、そのためにも会社としての仕組みづくりや人材育成が重要課題であると痛感しています。その実現に向けて、今まで途絶えていた合同会社ベルトン・トウトク・テクノロジーCORPORATE INTERVIEW特集1 企業インタビューチューブの挿入作業の削減事例研究(3) 作業工程の削減従来コイルにチューブを挿入するのにタクトタイムの関係で左チューブと右チューブを別々の工程で行っていました。それを作業改善によりタクトタイムをかえずに一つの工程で行うよう試行中です。現状4名→3名に削減、さらに2人でできるように試行中です。左チューブ挿入右チューブ挿入外観検査掴んで離さなければ生産性は上がります!工程1左右チューブ挿入外観検査外観検査工程1左右チューブ挿入工程1事例研究(2) 部品固定作業工程部品を位置決めを行いながらねじ止めをする組立品があり、そのために部品を一度仮組を行う工程がありました。固定治具へのセット時間など、ムダ作業を無くし部品の取り置き作業を極小化することが可能となりました。また取り置きのムダ時間をなくし、結果、2名の作業を、1名に削減できました。一度仮組をした部品を次の工程で、再度微調整を行いながら本組立をしていました。同じ工程で、仮組と微調整を行いながら本組立をすることにしました。現 状改善後部品仮留め作業部品固定作業部品固定作業(仮止め無し)部品固定作業に作業者が慣れているにも拘わらず、作業の割り付けが適切ではありませんでした。仮固定では、ワークを手に引きつけておきながら、隣の固定作業者のために、直ぐにでも固定可能なワークを手渡していました。●ムダな取り置きが極端●仮固定を省く58% 42%価値作業(組立て)ムダ作業(部品取り、セット、ワークの取置き等)11%89%50% 50%問題点改善の方向性5 ASAP