ブックタイトルASAP2014vol_5
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ASAP2014vol_5
伊吹:コンサルタントも、チームリーダーを良く見ていて、指導の仕方を変えて頂いたりと、うまく流れに乗って意識改善をして戴いたと思います。私も活動に全て参加して、アドバイスしたり、リーダーとその上のチームリーダーとコミュニケーションの活性化に努めてきました。――専任(社内コンサルタント)の方にも、しっかりフォローして戴いたようですね。どんな成長されたチームリーダーさんがいらっしゃいましたか?伊吹:積層チームのリーダーは、最初は活動を斜めに見ていたようですが、気づきシートを活用して、自らどんどん変わって行きました。松村:これはすごかったね(笑)。リーダーだけでなく、メンバーとの掛け算で非常に職場が変わったと思います。伊吹:また、レジストのリーダーは定量的な業務分析を徹底して行い、職場を変えて行ったと思います。松村:そうそう、工場の品質会議での発表で、要因分析が非常によく出来ていましたよ。問題解決のレベルが非常に上がったと感じました。 浅井工場のリーダーは、生産性を考えた5Sの実行が大きかったと思います。いま述べただけでなく、全てのリーダーが目標値を達成することができたことが良かったと思います。――素晴らしいリーダーがたくさん育ったようですね。活動に対する満足度はズバリ何%でしょうか?伊吹:100%でしょうか。90%というとその差は何でしょうか、となるので(笑)。 2期活動も1期目を引き継ぎ、「あたり前むきプロジェクト」といって、工場のすべての部門が活動対象となっています。1期目のチームは、プロジェクトの目標数字を上回るチャレンジ目標を自ら設定して進めています。小森:この「あたり前むきプロジェクト」と言うのは、社員から募集した名称です。ネーミング的にはあまりかっこよくないのですが、弊社の社長からも常々、「基本が大事だ」と言われていた中で、我々の進むべき方向とぴったりした名称のため、決定しました。「やらなければいけない基本的なことをしっかりとやろう」「競争のなかで生き残るためには、日々改善して行くのはあたり前。それを前むきにやろう」と言う2つの意味があります。――非常に新鮮味がある名称ですね。さらに上を狙うことがあたり前、まさにあたり前むきですね。今後の活動の方向についてお聞かせください。松村:今後、マザー工場である滋賀工場を軸に、QCDS含め業務品質向上を図っていきます。車載分野をはじめとしたお客様からは非常に期待されており、それに応えるように、グローバル展開の中で、車載品質世界№1を目指して進めていきます。堤:まず今回、滋賀でこのような活動をやったのは、グローバルで勝つためのマザー工場構築のためです。それは、海外のあらゆるメーカーと勝負しても勝てる国内工場であることが条件です。さらに、滋賀工場は、これから新商品や高付加価値品の発信拠点として、他の事業所や海外工場で生産するためのマザー工場として、作業の標準化や、ものづくりを植え付けていく位置づけが非常に重要になってきています。今までの自分の部署だけを守り生産を達成するんだ、という意識エルナー株式会社CORPORATE INTERVIEW特集1 企業インタビューキックオフ大会「あたり前むきプロジェクト」の推進3 ASAP