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概要

ASAP2015vol_3

  現在、西宮工場では7チームほどに分かれて改善活動と取り組んでいますが、活動は生産性向上を前提に自分たちで進めているC改善(日常改善)が中心になります。各人が気づいた問題を「C改善シート」に記入して提出するものです。目標件数は、活動開始時には1週間に2枚というハイペースでしたが、今は1か月に2件としています。それでも提出率は100%をキープしており、現在までの通算の提出件数は12,753件に達しました。またこの問題に対する解決率は89%でした。 またD改善(プロジェクト型改善)は、全社的に自分たちが取り組むべきテーマを掲げてもらっています。毎年、半年間でそれを成功させることを目指してきました。 各工場の動きを全体の活動にするために、改善の進捗に関する週報を各リーダーから提出してもらっています。繁忙期もあるので、提出の期限は木曜日までとしていますが、ほとんどのグループが火曜日までに出してきます。週報には私と専任を含め、コメントを書くようにしています。どんな問題が出て何件くらい解決したか、生産性はどうか。その報告に対してコメントを入れます。たとえば問題の原因追究が曖昧な場合は具体的な対策をもう一度書いていただきます。こうしたやり取りのなかで、改善の成果を見守っていることがわかる。そうしたことが大事ではないかと思います。 新人教育に関してはマニュアルを作成して理解してもらうようにしました。特に「教育手帳」は、作業を教えたものが必ず日付とサインを記入するもので、メンバーの現状レベルが把握できるためOJTに非常に役立っています。日本エアリネン株式会社 西宮工場C O R P O R A T E I N T E R V I 特集1 企業インタビュー E W西宮工場におけるPDCA活動 西宮工場では、約100名の社員・パートを中心にしてPDCA活動を進めています。現在、事務局の専任2名と私で全体のフォローを担当しており、全体ミーティング時には最低2名は参加するようにしています。当工場でも、経験の浅い若手社員がリーダーを担当していますが、ベテランを含めてチームを引っ張っていかねばならず、なかなか難しい点もあります。全員が自分より年上の方なので、言いくるめられる場合もしばしばです。ただ間に入ってくれる人もいて助かっているようです。当工場の改善事例のいくつかを紹介したいと思います。C改善シートと▼集計表日本エアリネン株式会社西宮工場 仲野工場長実践事例編「C改善シート」提出率100% 週報提出で進捗チェックOJTを活性する「教育手帳」鉄道リネンサービス株式会社5 ASAP