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概要

ASAP2015vol_3

果、対策がより遅れ、最悪の事態を招くことにもなりかねません。ヒューマンエラーは組織全体で取り組むべき問題なのです。 ヒューマンエラー対策としては、①工場探検による原因探索、②ヒヤリハット制度の活用、③ホウレンソウ(報告・連絡・相談)徹底、④整理・整頓+3定(定置・定品・定量)、作業の3S(単純化・標準化・専門化)などが有効です。■ 失敗から学ぶ 人は誰でも失敗する存在です。しかし失敗をそのままにしていたら意味がありません。「転んでもただでは起きない」再発防止のためには、失敗を貴重な経験として、そこから学ぶことが大切です。また同時に失敗することを前提に考えることも重要です。失敗も成功のプロセスと考えれば、失敗を過度に恐れることはなくなります。 ラプスとは、いわゆるやり忘れです。やろうと思っていたが忘れてしまったという場合です。 ミステイクとは、認知・判断ミスになります。連絡が伝わっていなかった。お互いの意思疎通ができていない、思い込みで判断してしまったなどの場合です。これは動作の前にエラーが発生しており、やろうとしていたことがそもそも間違っていたという場合です。 スリップは、行動の段階で発生したエラーです。判断は正しいが、その動作が正確ではなかった場合です。たとえば慌ててボタンを押し間違えた、他のことに気をとられていたといったケースが該当します。 このようにヒューマンエラーの原因を大きく分類してとらえると、意外に単純なことがわかります。■ 組織の問題として取り組む ヒューマンエラーは、業務システムの原因追究として取り組むことが必要です。 エラーの多い組織に見られる共通性は、暗黙のルールや約束ごとが多いことです。そのため責任の所在が不明確であり、エラーを報告した本人だけを責める結果に陥りがちです。組織として現場に潜むエラーを誘発する因子を発見し、解消していかなければ抜本的な解決には至りません。また、個人追及が過ぎると、自分に不利な条件や状況を隠蔽する風土が生まれます。そして、その結2015年11月12日(木)10:00 ~ 17:00日刊工業新聞社 大阪支社 セミナールーム(大阪市中央区北浜東2-16 )43,200円(資料、消費税込み)※1社複数名のご参加の場合、2人目より10%割引(38,880円)日刊工業新聞社ヒューマンエラーゼロへの具体的アプローチ演習を通じて即実行可能な手法から効果的実践手法までを理解!人の情報処理システムとの関係を把握して取り組む技術セミナー大手電機メーカーにて、電子部品のプロセスエンジニアとして新製品開発から量産導入を行ってきました。その後、製造部門では製造現場の工程安定化に取り組んできました。その経験を基にコンサルタントに転身し、生産性向上や品質向上、コスト削減を現場と一体となって実現しています。また、活動を通じてメンバーの意識改革を実践しています。PROFILE岩 崎 行 緒いわ  さき   ゆき  お株式会社テクノ経営総合研究所マネジメントコンサルタントヒューマンエラー対策のポイントお問合せ先株式会社テクノ経営総合研究所 06-6910-0861 企画部 合田 正彦日刊工業新聞社ホームページからお申込みください。 http://www.nikkan.co.jp日 時会 場受講料主 催講 師ASAP 8