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概要

ASAP2016vol_1

ていたことを発言してくれますし、やる気のある人は意識をかえて仕事をするようになります。そのあたりのコミュニケーションが重要なのだと思いました。――活動に対する満足度(特に評価できる点)はいかがでしょうか。馬場:コンサルタントの小林先生には2012年以降ご指導頂き非常に感謝しています。海外でのご指導は初めてだとお聞きしていますが、言葉も文化も違う場所で、時にはやさしく、時には厳しく、時には冗談も交えながら根気強く熱血指導をして頂いています。弊社のスタッフは比較的若いメンバーですので、小林先生は頼れる兄貴のように映っていると思います。私の知らないところで上司の不満なども聞いていただいているようです。――これからの改善活動の方向性についてはいかがでしょうか。馬場:今後の課題は現場の直接部門から他部門への波及を進めることです。製造間接についてはそろそろ取組みを始めており、コンサルタントとも相談させていただいています。福井:現在、オプテックスではベトナム生産の準備を進めています。生産は来年からスタートする予定ですが、今後は東莞での取組みをベトナムの工場にも移管していきたいと考えています。るステージづくり、それを通じて自己実現を達成できる環境を提供する。その対策として、当社では従業員のことを考えた施策を設けています。バラバラで取り組むのではなく、チームワークにより力を合わせて何かを達成する。そして、その喜びが実感できるようなイベントを一緒に楽しむことでオプテックスの社員でよかったなと思ってもらえることが第一です。またそれが管理者の従業員に対する姿勢でもありますが、そうしたものが重要だと思っております。――活動を始められてよかった点をお聞かせください。馬場:ODIS80以前にも社内で改善プロジェクトを実施していましたが、なかなか実を結ばないジレンマを感じる時期がありました。日々の仕事に追われて改善が進まず、社内の良い雰囲気が醸成されるとは言い難い状況でした。人も結構辞めていきましたし、改善を進めていた生産技術部のメンバーも退職していきました。1人辞めると芋づる式で、特にワーカーさんなどは春節後にまとめて辞められることが多かったです。池田:私の場合は本社と東莞に籍を置いておりますので、中国には出張ベースで通いながら改善活動のサポートをしています。社内カイゼンでは進みにくい改善も、外部を活用することにより、我々のような推進部隊にも緊張感が生まれてきます。それが工場のメンバーにも伝わったのではないでしょうか。福井:やはり池田さんの貢献が大きいと思います。毎月来てくれるだろうという期待に対し、視点をどう見つけてあげるか。その大役を池田さんがやってくれました。――これはかなりいいお話しですね。強力なサポートということですね。馬場:やはり感じたのは、こちらから方針をきちんと説明しないと彼らもやる気を出さないということです。私も中国に出向いた最初のころ戸惑ったのですが、いろいろ聞いていくと上位方針の理解不足が原因であるとわかりました。 そのあたりを交通整理してあげると、その人も思っ企業価値を高める改善への扉ODIS活動のこれからについて活動報告会ASAP 12