ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

ASAP2016vol_1

ら現場を調査し問題抽出をはかりながら組織間の統制能力を身に付けてもらいます。 もう一つの役割は、全社的な問題を組織横断的に把握し、最適な問題提起、組織間の連携により問題解決をはかって行くことです。このような、立場で考え行動することで、組織の問題がいち早く解決でき、人の成長に繋がって行きます。立場が人の意識や考動を変えるのです。 企業改革を取り巻く環境は多種多様であり、一つのやり方だけを知っていれば実践できるものではありません。カギになるのは、各々の立場に応じた「人づくり」です。そして、これはテクノ経営が進めるVPMの基軸でもあります。企業組織の環境やモノづくり状況に違いがあっても、「人づくり」というベースでは同じであると確信しています。 まずは、改善・改革活動を通じて、それぞれの人に機会を与え、「人づくり」を行うことが、組織における人の連携・協働を生み出し、企業の成長の近道になると考えています。題が存在しています。しかし、リーダー自身の余力不足や単独で解決する手段がないため、せっかく伝えられた課題や問題に対しても、その不備を指摘するだけで終わってしまう場合が多々あります。その結果、メンバーたちの中に、問題を提起しても解決されないという不満や倦怠感が生まれ、リーダーへの信頼感が薄らぐことになります。 気づき活動は、メンバー全員から気づきを抽出し、リーダーを中心に建設的な議論を積み重ねて問題解決するコミュニケーションの機会づくりです。リーダーの役割は、メンバーからの問題提起に対して、きちんと話を聞いて適切な判断や処置を行うことです。それにより、メンバーとの信頼関係を構築することを目指していきます。 職場および他部署とのコミュニケーションや情報共有化不足。ここに改善・改革活動が遅れる大きな原因があると思います。また、職場間の連携づくりのため、集団で意思決定することは、リーダー自身が自らの役割を再認識し成長する機会となります。 組織を超えた意思疎通が捗らず、共同で事を進めることに時間がかかり合意形成が難航する。属する組織や自分の都合が重視され、顧客視点や会社組織の目的が見失われてしまう。こうした事態を避ける為にも、各組織を縦断した推進体制をつくり、問題の共有化を図りながら組織を束ねた運営を行い、且つ、調整能力を養う人づくりを進める事が必要になります。 活動推進チームには、現場で起きている職場内で解決できない問題、チーム権限を超えた問題、チーム間の調整を要する問題など、さまざまな情報共有化の能力、自大手住宅メーカーにて、現場管理・設備保全・人材育成・組織改善を通じて、工場の運営に従事し、生産革新プロジェクトリーダーとして工場利益改善の取り組みによって大きな成果を実現。現在に至る。PROFILE株式会社テクノ経営総合研究所 西日本カンパニー マネジメントコンサルタント小 林 健 二こ ばやし   けん じ組織横断の活動と推進者づくりま と め改革を 成功さ せ る カ ギ!特集2ASAP 16