ブックタイトルASAP2016vol_2
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ASAP2016vol_2
――はじめに貴社の事業内容についてお伺いします。齊藤:今年で創業46年目に入りましたが、出来るだけ他社が取り組んでいない分野に取り組んで来ました。それで当社の規模はあまり大きくないのですが事業内容は多岐に渡っています。 ご存じのように由利本荘市はTDK株式会社の一大生産拠点として知られています。現在もTDK株式会社のお手伝いを続けていますが、当社の創業時には既にTDK株式会社と取引している立派な企業が数多く有りました。そこに割り込むと言えば言葉が悪いのですが、伝統的な考え方が残る地域でもあり、他社がやらない分野を選んで参入する必要性が有ったのです。それが一つの発端となって「人のやらないことをまずやって行こう」というポリシーが生まれて来たのだと思います。 現在、当社では3つの分野で事業展開を図っていますが、その1つがオーダーメイドの自動機関連事業で従来からの弱電・半導体メーカー向けの生産設備から、近年では自動車や航空機製造に関わる製造設備・冶工具に注力し、秋田から世界に発信する当社の特色となっています。 2つ目は象潟工場をメインとしたプラント工事の関係です。これはTDK株式会社の原料プラントのお手伝いをして来た経緯も有り、粉体プラントからスタートしていますが、冒頭にもあるように水処理やごみ処理、近年では再生可能エネルギーに代表される蓄電池や風力、バイオマスといったプラント工事が多くなっています。株式会社三栄機械C O R P O R A T E I N T E R V I 特集1 企業インタビュー E W秋田から世界へ CLEARED FOR TAKE OFF!夢ある職場づくりと付加価値創造会社をめざして 設計からメンテナンスまで、幅広い分野にチャレンジする。地域の発展に寄与しながら、秋田から世界に発信していく。それが株式会社三栄機械のモノづくり戦略である。 鋼構造物の製作や製缶、省力化機械、運搬設備、廃棄物処理、水処理、紛体などのプラント工事、設備メンテナンス事業など、様々なジャンルに取り組んで来た同社だが、現在の主力は最先端の精度が求められる航空宇宙事業の分野だ。 B787の主翼製造装置やMRJの胴体組上治具など、航空機の機体製造に関する設備や整備器材などの設計製作を進めて来た。今、最も注力するのは新世代航空機Bー777X。三菱重工業株式会社を始め日本企業5社が部品の約2割を供給するプロジェクトに参画している。 大切なことはテクニックではなく、まず「やる気」の充実!生産性30%アップを目標に本社工場と象潟工場で取り組まれる全員参加のモノづくり改革を取材した。株式会社三栄機械・本社他社のやらない分野に挑戦株式会社三栄機械1 ASAP