ブックタイトルASAP2016vol_2
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ASAP2016vol_2
務効率30%向上、技術は設計速度を30%向上、営業は受注額を前年度より30%上げる。このように個々に目標設定を行っています。齊藤:当初はリーダー中心に、生産性の尺度を現状と照合しながら検討して行きました。その活動指針に基づき、グループ活動のテーマ設定を進めた訳です。猪又:また定性目標として、「私達は『わくわくドキドキする』夢の有る人間集団を目指します」というスローガンを掲げ、現場の管理監督者を中心に働きやすい職場づくりを進めています。――象潟工場では独自のテーマで取り組まれているのでしょうか。猪又:象潟工場はプラント関連と工場メンテナンスの部隊です。20数名の人員で作業していますので、本社工場とは別に、初年度より少数精鋭化を目指した「ひとづくり活動」に取り組んでいます。現場監督の能力向上と見積作業の精度向上に向けて動き出しているところです。――初年度の活動はどのように始められたのでしょうか。猪又:まずはモノづくりの基本である5S活動から始めました。5Sについては以前から社内でも取り組んでいたのですが、実際にコンサルタントから指導を受けてみると、5Sに対する捉え方が異なり戸惑うことが多々有りました。やはり自分たちと外部からの眼では視点が全く違っていると実感しました。柴田:昔は「散らかったら単に片付ければよい」という観点で周期的にやっていました。そこにルールが――そこで工場診断をお申込み頂いたのでしょうか。齋藤:そうですね。先ほども少しお話しましたが、情報が飛び交う今の時代は方法論というよりも「何をどうやるか」が先だと思うのですね。一般的なコンサルタントの場合は手法やノウハウが先行して「自主性」という側面が二の次になっているように感じます。当社には若い人を含めて新しいことを拒否しない、ある意味で素直な社風が有ります。この社風を活かして行きたいと考えていたところ、テクノ経営に工場診断をお願いして、コンサルタントとの相性も良いと感じましたので導入することにしました。――活動テーマと対象部門についてお伺いします。猪又:私と柴田が活動事務局を担当しています。当社の活動名は「SUNRドリーム作戦」で、略して「SD作戦」と呼んでいます。夢の有る職場、創造性の高い会社づくりに由来した名称になっています。 活動は2014年6月にスタートし、加工、組立、製缶、生産管理、品質保証、技術、営業、総務、象潟工場の9チ-ムに分かれて進めて来ました。活動の初年度は8チームで開始したのですが、2年目に入った去年の12月から総務が活動に加わり全社活動となりました。――活動目標についてお伺いします。猪又:定量目標としては、生産性を30%上げるために各チームで取り組んでいます。たとえば加工チームであれば、設備稼働率を30%上げる、組立・製缶に関しては、生産性30%向上、品質保証においては業C O R P O R A T E I N T E R V I 特集1 企業インタビュー E W見違えるようになった現場大型5軸加工機株式会社三栄機械3 ASAP