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概要

ASAP2016vol_2

蔓延していたことです。相当なストレスを感じている様子でした(笑)。猪又:コンサルタントが来るからやるという感じでしたが、指導を受ける中で、自分として譲れないところはコンサルタントと話をしていました。そのあたりはコンサルタントにもご理解いただき、各メンバーも徐々に協力してくれるようになりました。特に全員が活動に加わるようになった12月以降はグループが一つにまとまって来たように感じます。柴田:初年度の目標として生産性30%アップを掲げているのですが、各グループから数値に関する報告が上がって来ない悩みを感じていました。 比較的早く、自分たちに合った目標と活動内容を決めたチームも有りましたが、日々の改善成果を定量的に把握する仕組みが曖昧で、客観的に良いのか悪いのか判らないチームが多かったようです。ただ現在では、全体的な足並みが揃って来たのかなと思います。――コンサルタントとの相性は重要ですね。佐藤:社内の人間が反発せずに改善を継続出来ているのは海老名先生のおかげだと思います。そういう意味では非常に感謝しております。ムダ作業と価値作業はどう違うか、それを考えさせることからスタートしています。 必要なモノがすぐに取り出せる、簡便に段取り出来るといった改善が5S活動を通じて生まれました。気ミーティングルーム改善事例チームに配布します。それを受けて改善活動の方向性の摺合せを行い、次のコンサルタント指導に繋げて行きます。このようにスパイラルアップを目指して進めています。――活動成果は如何でしょうか。猪又:まず5S活動で汚れていた製缶工場が見違えるように変わりました。お客様からも、「見た目が変わったな」と褒められるようになりました。5S活動で美しくなり、生産性もかなり上がったのではないかと思います。柴田:以前は線引きした部分で作業するときに、適当にモノを置いて作業していたのが、白線に合わせてきちんと整理・整頓されるようになりました。猪又:ただ活動2年目に入ってもまだ十分に生産性を上げきれていないことが一番の課題だと思います。加工部門の占めるウエイトが当社では大きいので、そこの生産性向上に注力することが必要だと感じています。齊藤:確かに定数的な目標達成という意味ではまだまだですが、この改善の状況が続いて行けばあとは時間の問題だろうなと思います。一番まずいのは昨日と同じで進歩の無いこと。少しずつ良くなることが必要です。昨日までやれなかったことをどれだけ出来るようになるか、それがスピード感を生み出すのだと思います。――事務局としてご苦労された点は何でしょうか。柴田:やはり最初の頃、リーダーたちにやらされ感がC O R P O R A T E I N T E R V I 特集1 企業インタビュー E Wコンサルタントとの相性も大切株式会社三栄機械5Sによる安全配慮床をはっていた配線コードを天井に沿わせて事故防止5 ASAP