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概要

ASAP2016vol_2

業の割合はどうか、それを客観的に現状把握することが出来ます。その数値に関しては、例えば私の経験では約30~40%程度の企業が多いように感じます。ただ改善が進んだ自動車関連の企業では70%近い数値に上ると言われます。 価値作業の割合を観れば、仕事に習熟していない、教育されていない、前工程との連携が悪い、仕様が曖昧であるなど。それらの現場の問題が判ります。何が価値を生み出す作業なのかを理解することによって、それまで現場に潜んでいたムダが明らかになり、改善の糸口が掴めるようになって来ます。現場にムダ発見の意識を醸成し、気づきを与える事がVPM活動の狙いなのです。 VPMでは、職場の作業を価値作業(主体作業)、付帯作業、ムダ作業に三区分して捉えます。価値作業とは、純然たる価値作業でお客様からお金を戴ける部分。付帯作業とは、例えば運搬や片付けなどの作業。ムダ作業とは、空歩行やモノ探し等を指します。 テクノ経営では「一日工場診断」を実施していますが、工場を拝見した結果をお伝えすると、現場のムダの多さに驚かれる場合がよくあります。工場診断では現場観察の一つの手法としてワークサンプリングをよく用いますが、その目的は現場の作業状況を数値化して捉えることにあります。各職場の価値作大手電気メーカーにて生産技術部門責任者、海外工場改善プロジェクト、工場長等の要職を歴任する。海外工場での生産技術部門の立ち上げ業務、工場損益改善、製品の原価低減、生産ラインの自動化等々を実施し、特に海外での人材育成に長期に渡り尽力してきた。その後、株式会社テクノ経営総合研究所のコンサルタントとなり現在に至る。PROFILE株式会社テクノ経営総合研究所 東北カンパニー カンパニー長 マネジメントコンサルタント海老名 英幸え  び  な   ひで ゆき改善推進の着眼点人を育てるVPM活動ASAP 8