ブックタイトルASAP2017vol_3

概要

ASAP2017vol_3

現場から出たため、私たち管理監督職が踏ん張って活動を続けるから、生産に集中しろと活動を停止してしまった。そこを辛抱して次のステップを考えるのも一つの手だったかもしれません。それが今後の反省点としてあります。　デバイス応用部では、苦しくても何とか活動を続けたのでＣ改善も上手く行きました。しかし、高周波製造部では日常的な改善がなかなか浸透できなかった。やろうという意識はあっても一旦止めてしまうとしんどかった。再度、継続しようとして取り組んでいるが意欲が下がるのはどうしても否めません。ただ大きな変化もあります。活動のスタンスや考え方が確立できたという成果です。コンサルタントから、様々な考え方や改善手法を教えていただき、グループリーダーや班長も新しいやり方を勉強して習得出来たことは良かった。改善の方法論が身についたこと、「いやいやまだあるよ」という発見がありました。――１年目を経過されて活動の成果はいかがでしょう。荒尾：数値的な成果としては充分に達成出来ました。ただ、確かに目標的には達成出来ていますが、活動の内容を深耕すると検討が必要なところもあります。　良い面と反省すべき面が混在している、それがまさに２部門で対照的に表れたというのが正直な実感でもあります。　デバイス応用部については、Ｃ改善（日常改善）、Ｄ改善（プロジェクト改善）ともうまく回って、改善効果の刈取りができたのですが、一方、高周波事業部については、プロジェクト型のＤ改善は出来たが、生産計画の都合でＣ改善が一時的に滞る結果に終わりました。　生産がうまくいっておらず設備も古くてモノができない。人海戦術で造らざるを得ない状況に陥っていました。そこで「あれもこれもはできない」という声が改善の方法論はつかめたが反省点もある企業価値を高める改善への扉デバイス応用部高周波製造部0100200300400500600700800hr９月 10月 11月 12月 １月 ２月 ３月 ４月 ５月 ６月 ７月 ８月【目標】工数低減16％：660hrボトムアップ活動２項目外観改善Ｄ／Ｂ工程 時間外削減Ｗ／Ｂ・樹脂塗布工程水圧バリ取り＋ＵＶを１名削減内部目視～ＱＡＴで１名削減ＬＩＤ工程 時間外削減最終目視外観検査ＷＢ能力アップ少人化定量成果 積み上げグラフ（計画／実績）左：計画右：実績（見込み）目標達成１月 ２月 ３月 　 ４月 　　 ５月 　 　 ６月 　　 ７月融着＋洗浄で4名⇒3名にするＨＨ自動検査工程作業者を2名⇒1.5名とするＤ／Ｂ工程の作業者を4名⇒3.5名とする切替え短縮，平準化（前工程）平準化（検査工程）リード付け稼働率改善（後工程）はんだ外観能力を3,400個/日⇒4,500個/日（５名）時間外削減少人化10001200hr0200400600800325 33670 70定量成果 積み上げグラフ（計画／実績）【目標】工数低減16％：984hr9789 90左：計画右：実績（見込み）ASAP 4