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概要

ASAP_201806

スタッフ部門が進める業務革新企業レポート3●第1ステップ:準備準備(2017年4月~7月) 最初の3ヵ月は活動準備に費やされた。活動組織は、原社長(プロジェクトリーダー)を筆頭に、向井専務(推進統括リーダー)を中心軸に改善の推進チーム(全11チーム)を縦軸に配置、協力体制として、協力メンバー(各グループ長、営業本部、調達本部、品質保証・安全部)と事務局を横串に配置する十文字組織とした。協力メンバーの各グループ長は、後半のD改善活動において各推進チームを束ねて組織横断的な改善推進をサポートする役割を担った。こうした準備期間を経て、7月に全社活動に向けたキックオフを迎えた。?「業務フロー」作成による現状分析 活動開始前に全社員を対象にアンケート調査を実施。全社的な現状業務の傾向をつかみながら、各チームで自部門の「業務フロー」作成による現状分析を行った。?「 気づき提案」の収集 次に、作成した「業務フロー」をもとに、推進メンバーによる問題点の発掘作業を進め、潜在的なムリ・ムラ・ムダを顕在化し、発見された問題点は「気づき提案」として集計した。?「気づき提案」の区分 「気づき提案」は、問題レベルの難易度により、A~Dに区分した。Aはすぐに改善できるテーマ、Bは他部署の協力が必要な改善テーマ、Cは経営トップの判断を要する難度の高いテーマである。Aレベルのすぐに自分たちで改善できる提案は、C改善活動による日常活動で解決し、他部署の協力や経営判断を要する提案はD改善活動のテーマとして取り組んだ。●第2ステップ:C改善活動およびD改善活動 準備(7月~9月) C改善活動については「気づき提案改善計画書・実績表」を作成し、実施後は改善効果を必ず数値評価して「改善効果積上げ表」に記載するようにした。 また、各改善の実施に当たっては、「あかつきかわら板(改善指示書)」を発行して、業務効率化のルールを作成すると共に社内に周知徹底を行った。各グループでは2~3つのテーマを設定、アクションプランを作成し、毎月の進捗を追いかけていった。 他部門の協力や時間が必要なBレベル以上の改善テーマについては、D改善活動として取り組むことにした。ステップ2の後半では、D改善内容の整理を行い、グループ分け及び評価指数(管理目標)の設定を行った。 エンジニアリング本部の各グループ長と各チームの推進リーダーで協議の上、4つのグループを設定。各グループ長は、D改善活動の取り組み方針を明確化、各チームの具体的行動およびスケジュール作成を行った。キックオフからC改善活動の推進C改善活動の準備C改善活動(7月~)D改善活動準備(8~9月)ASAP 10