ブックタイトルASAP_201806
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ASAP_201806
間接部門改革の基本的な考え方と進め方 間接部門の生産性向上をはかる鍵はタイムマネジメントにあります。なぜタイムマネジメントが必要かといえば、それは単に作業時間を短縮するだけの改善活動では間接部門の生産性は向上しないからです。 「遅れは伝播するが、進みは減衰する」といさらに 仕事の2S(整理・整頓)を進めます。「仕事の整理」とは必要性のない「ムダ業務」 と判断される仕事は捨てることが必要です。そしうのが人間行動学上の原則です。単位作業は改善されたが、余裕をマネジメントしないと遊んでしまう。ヒトは余裕があると4時間の仕事を8時間でする動物です。そこでどうマネジメントするかがポイント。すなわちタイムマネジメントによる仕事の見える化と予実管理が必要なのです。て徹底的にゼロ化(なくす)を図ることです。「仕事の整頓」とは価値業務ではないが捨てられない「付随業務」のムダを省いて簡素化し極小化することです。具体的な考え方とその進め方を以下に示します。PROFILE株式会社テクノ経営総合研究所 東日本カンパニー 東日本第一本部 本部長マネジメントコンサルタント南みなみ野の 嘉よし也や総合機械メーカーにて幾多の動力伝達装置の企画・開発・設計に従事。さらに品質保証・製品検査およびISOなどの外国規格にも精通する多機能エンジニアとして幾多のプラント関連プロジェクトに参画する。その後、技術部門の管理者として業務のシステム化、生産性向上に取り組み成果をあげるかたわら多くのエンジニアを育成した。その後、テクノ経営総合研究所のコンサルタントとなり、現在に至る。AUG17ムダの原則〈自己質問ワード〉廃止(削減)の原則(廃止)削減の原則機械化の原則集散、集中の原則単価の原則スキル向上の原則簡素化、標準化の原則主業務主業務業務改善さらなる余裕創出「手間を減らす」「ムダをなくす」付 随業 務付 随業 務その他(ムダ)業務その他(ムダ)業 務構造改革ムダではないか減らせないか簡素化・別方法の検討機械化・IT化他の部署で担当できないか他の人でできないかやめられないか・ムダの定義に照らして考える・いろいろな改善を考える前に、まず仕事の価値をこのキーワードで確かめる。・簡単な方法を考え、標準化した後機械化して継続できるようにする。・なぜこの部署でするのか。全社的な業務の分散と集中を検討する。・その人以外できないのは、会社にとって大問題。他の人でもすべて担当できるよう改善する。・価値の大きさをコストと比較して、業務遂行レベルを再考する。・時間(コスト)を削減し、もっと速く行うためにどうすれば良いかを考える(機械化)~キーワード~ ~原 則~ ~キーワードの説明~移動距離、事務処理、標準時間を減らす手待ち、手戻り、手直しをなくす仕事の2S(整理・整頓)ASAP 16