ブックタイトルASAP_201806
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ASAP_201806
スタッフ部門が進める業務革新 企業レポート1 2017年11月にはコージェネ設備を導入。自家発の排熱によるボイラー給水予熱により、80%以上の高効率化を実現している。また、排水処理工程で発生するメタンガスを利用したバイオガス発電も導入。設備投資による省エネ対策を進めている。 現在の課題としては、原単位が現状の感覚にそぐわなくなってきたことがある。付加価値の高いものづくりが増えると、従来よりも多くのエネルギーが必要になる。また、今までは大豆の量だけを考えていればよかったが、最近では大豆を使わない製品も増えてきた。 現在の原単位は、大豆1俵あたりのエネルギー消費量が基準になっている。ところが大豆使用量とエネルギー消費量のバランスが比例しなくなってきた。そこで、今後の活動では、原単位分母の見直しをテーマの一つとして取り組んでいくことが必要となる。 夏場や年末・新年の繁忙期においても手を緩めず、5年間も省エネ活動が続けられていることは特筆すべきことである。目標を立てた活動により競争意識も生まれてくる。そして、自分の所属する工場だけで完結するのではなく、他工場の活動も見るようにすると刺激になる。 コンサルタントによる指導では、あるチームの改善に他チームもメンバーが自主的に参加することが多い。お互いに勉強しながら自職場のテーマ探索の参考にする。全員が興味を持って参加するので知識の共有化が進むわけである。 率先して改善したチームがあれば、他チームもそのテーマを踏襲する。各工場の設備には大きな違いはないが、各工場により使い方や手順が異なるため「他工場ではこんな使い方をしていたのか」という意外な驚きがあり、「自工場の使い方はおかしいのではないか」と気づくことが多く、それが考えるきっかけになっている。これもオープンな企業風土が生み出したものといえる。今後の活動に向けて担当コンサルタント取材にご協力いただいた方株式会社テクノ経営総合研究所マネジメントコンサルタント西にし山やま 哲てつ司じ大手鉄鋼メーカのエネルギー部門、企画部門、化学部門、海外建設・運営等に従事。特に熱設備の測定・診断、解析、開発によるエネルギーコスト低減および製鉄所省エネ体制の構築と事務局としての業務経験を基に、省エネコンサルタントに従事し、以来、各種業種の省エネルギー(現場実践省エネ、エネルギー分析、体制構築、標準類体系化等)を実践推進している。企 業 名代表者設 立所在地相模屋食料株式会社代表取締役会長 江原 寛一代表取締役社長 鳥越 淳司1951年10月企業概要●本 社 … 群馬県前橋市鳥取町123 TEL 027-269-2345(代)●第一工場 … 群馬県前橋市鳥取町123●第二工場 … 群馬県前橋市小神明町703●第三工場 … 群馬県前橋市鳥取町156●芳賀工場 … 群馬県前橋市鳥取町155●五代工場 … 群馬県前橋市五代町676-7●赤城工場 … 群馬県前橋市小神明町712●神戸工場 … 兵庫県神戸市兵庫区浜中町2-18-24 (不二製油株式会社敷地内)●豆腐工房おかべの郷 … 群馬県前橋市西片貝町5-21-15事業内容資 本 金決 算 月大豆加工食品(豆腐・油あげ・厚揚げ等)製造および販売8,000万円2月相模屋食料株式会社品質保証部 エネルギー課 課長 前まえ原はら 俊とし彦ひこ氏品質保証部 品質管理課 関せき口ぐち 信のぶ郎お氏品質保証部 エネルギー課 佐さ 藤とう 尚なお文ふみ氏ASAP 4