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概要

ASAP_201811

改善活動関係者取材日東ベスト株式会社佐藤錦アレルゲン対応のハンバーグ(卵乳不使用) 現在は名実共に日本一のさくらんぼの生産地として知られる山形県だが、その歴史を辿ると、明治9年(1876年)初代山形県令の三島通庸が北海道から、さくらんぼ・りんご・ぶどうの苗木300本を取り寄せ山形県香澄町に植栽したことがその起源と言われており、以降現在の主要品種である「佐藤錦」を作り出した佐藤 栄助氏など多くの関係者の努力により、山形県のさくらんぼ作りは次第に本格化していった。そして、その生産量が飛躍的に拡大し、山形県のさくらんぼが全国区になるきっかけとなったのが、昭和12年(1937年)日東食品(現日東ベスト株式会社の前身)の寒河江への誘致であったと言われている。日東食品の工場で缶詰加工されたさくらんぼは全国に向けて出荷され、昭和15年(1940年)には山形県のさくらんぼの生産量、栽培面積は戦前最大となる。このように山形県のさくらんぼ栽培黎明期に缶詰生産で大きな貢献を果たした日東食品は、戦後新たに国産コンビーフ第1号となるビン詰めコンビーフの製造を展開するなど、時代に応じた食文化を絶えず追求し、次第にその業務内容を拡大しながら、現在では業務用の調理済冷凍食品・チルド食品・レトルト食品・缶詰・日配食品の製造及び販売を行う総合食品メーカー「日東ベスト株式会社」として事業を展開している。また近年は介護支援食、アレルゲン対応食など健康をテーマとした商品も急成長しており、安心・安全をベースに“健康・美味・簡便”を追求した業務用食品は、「プロの目にかなう」商品としてお客様から高い評価を受けている。今回の企業レポートでは日東ベスト株式会社(以下日東ベスト)におけるミドルを核とした人材育成の取組みを関係者へのインタビューを基に紹介する。はじめにミドルが主導する究極の現場力構築に向けた改善活動自主自立の人材育成を目指す実践道場「百志塾」313 ASAP