ブックタイトルASAP_201811
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ASAP_201811
日東ベストでは毎年秋に本社敷地内を開放し、日東ベストの冷凍食品・チルド品の販売や、各工場製造品の試食コーナー・食堂・チャリティバザー・作品展示など、子供から大人まで楽しめる盛りだくさんの内容の「日東ベスト総合文化祭」を開催しており、地域にも定着したイベントとなっている。本年は創業70周年の特別な感謝の意も込めた開催となる。日東ベストの永続的な発展を目指して活動を展開する「百志塾」のゴールイメージは、ミドル人材によるリーダーシップのもと、生産部門全体でビジョンを共有し、同じベクトルで、一人ひとりが改革に取組み、継続してそれぞれが成長を続けることで、会社の基幹部門としての工場がレベルアップすることにある。また社是にもあるように、食品事業を通じて社会に貢献し、工場で働く全ての従業員にとってより働きやすく、誇りが持てるような職場を実現することである。現在までの4年間の活動成果について佐藤氏は「改善活動は生産部門だけでなく、管理、開発、研究などの部門が一緒に活動しているため、以前と比較すると部門横断での活動が格段にやりやすくなったと感じている。また活動参加者のコミュニケーションスキルやファシリテーションの技術なども非常に向上している。現在3期生までが参加しているが、1期生に関してはベトナム新会社設立に大きく貢献し、すでに成果が出ている。2期生、3期生に関しては、結果を求めず、スキルの蓄積を重要視しており、活気のある活動が展開されており、次世代のリーダー養成という観点から大きな期待を寄せている。また2期生からは女性社員も活動に参加しており、男性社員とは違う視点で活動に取組むなど、百志塾の更なる活性化に向けて大きな力となっている」とのことであった。また「生産部門におけるハード面、ソフト面の中長期でのビジョンは、ハード面ではIT化を取り込んだ、より合理的なラインづくりを目指した取組みを推進していく。またソフト面では、人づくり、働きやすい職場づくりをテーマとした取組みを推進していくことになる。改善活動では特にソフト面における取組みとの連動が重要と考えており、百志塾を更に進化させ、継続的な活動として展開していくために、社内コンサル的な人材の育成も検討し、より自立した百志塾の確立を目指して行きたい」とのことであった。 日東ベストは、厚生労働省が多様でかつ柔軟な働き方を労働者が選択できるような取り組みを行う企業を表彰する「ファミリー・フレンドリー企業」に制度スタート時から選ばれるなど、従業員を非常に大事にする企業風土・文化を持つ企業である。今後も地域、従業員と共に、100年企業を目指した更なる成長へ向け、「百志塾」を核とした日東ベストの企業改革の取組みは続いていく。今後のビジョンり自立的な活動が必要となる2年目、3年目のモチベーションを維持するのが大変」「各工場の現場で進める実践活動について、現場の社員が自主的に活動を継続するように推進することが課題」などの声があった。活動の進展に伴い、より自立的な展開が求められており、その対応に向けてそれぞれの社員が前向きに取組んでいることが伺える。3日東ベスト株式会社17 ASAP