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概要

ASAP_201811

人材育成に活かす!現場力を鍛えるファシリテーションの進め方 最近の若者は「打たれ強さがない」とも言われます。協調性の希薄化、職場で自分の意見がいえない、異常を異常と気づかない社員も増えているといいます。世代間の感覚の違いやジェネレーション・ギャップをいかに克服するかが課題となっています。 重要なことは、チームで課題に取り組む機会を設けること。お互いのコミュニケーションのなかで人は成長するものです。そのために有効な手段がファシリテーションという考え方。相手の特性を理解し、自由な雰囲気で個人のコミュニケーション能力を引き出す手法です。 また、グーグル社が2012年に開始した労働改革プ 私はコンサルティングの現場で、ファシリテーションツールを活用しています。その結果、職場コミュニケーションが活性化し、人材育成につながった事例を数多く見てきました。 ファシリテーションとは、会議やミーティングなどで、メンバーの発言や参加をうながし、話の流れを整理し、チームとしての合意形成をスムーズに行い、チームのモチベーションを高め、組織の活性化や協働性を促進させるための手法です。OJTや技能伝承などにおいても、お互いのコミュニケーションを築くことで教育効果が格段に違ってきます。 そのポイントは、暗黙知を形式化すること。画像や動画を使って視覚的に理解できる教育資料や作業標準書を作成することです。その際に大切なことは、伝えるべき内容を「技能」「知識」「情報」「治工具」の4要素に分類・整理してみることです。 文書化できない暗黙知の部分を数値化や知識化、治工具化などの形式知に変換することで伝えやすくなります。技能伝承の資料づくりは、わかりやすく伝えるロジェクト、通称「プロジェクト・アリストテレス」の報告によると、心理的安全性(サイコロジカル・セーフティ)の高い職場は、生産性が高い。そして、社員の生産性を高める唯一の方法は、心理的安全性を高める事だと結論づけています。 心理的安全性とは、職場・チームの中で他者の反応におびえず、羞恥心も感じない状態で思った事を発言できる、自然体の自分自身をさらせる環境の事をいいます。 この心理的安全性を高める手法の一つとして、ファシリテーションは注目を集めています。 ものづくり企業であれば、少なからず改善活動に取り組んでいるものですが、「改善提案が出てこない」「小集団活動がマンネリ化している」「新しい活動をはじめたくても方法が分からない」などの悩みがあります。現場の意識改革、行動改革をどうすれば良いのか?どうしていくべきなのか?どんなに環境が変化しても、業種、業界を問わず、多くの企業が同じ悩みを抱えています。そんなとき、日常ミーティングのなかに職場コミュニケーションを活性化させるファシリテーションを取り入れてみてはいかがでしょうか。力や定性的な作業を定量的に表現する力、日常作業を見つめなおすことで得られる気づきなど、人材育成に役立つ能力を高める効果を持った活動です。人の成長を促すファシリテーションファシリテーションとはASAP 20