ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

ASAP_201811

企業レポート乾燥器蒸留水/超純水/純水製造装置あって東洋製作所は基礎科学から応用科学までの研究開発分野の生産設備ニーズに応える、ADVANTECブランドの科学機器を厳格な工程管理のもと、標準製品だけでなく特殊仕様品の生産にも対応する科学機器メーカーとして位置づけられ、これまでのADVANTECグループの成長の源泉であった濾紙事業に加えて、グループの更なる成長に向けた起爆剤として期待される科学機器事業の基幹を成す非常に重要な役割を担っている。 東洋製作所では千葉・柏市と大阪の2箇所に工場を擁しているが、東洋濾紙株式会社・常務取締役山本邦博氏によると、「2工場は出自が異なり、柏工場は東洋製作所の工場として来年で50周年、約半世紀の歴史を有しているが、大阪工場は元々グループ企業のアドバンテック東洋の工場であり、従来はそれぞれ独自の文化・風土で工場運営が行われてきた。2001年に大阪工場が東洋製作所の工場として統合され、現在は会社としての事業分野を“温乾冷水分”として、柏工場が乾燥器や電気炉、大阪工場が蒸留水/超純水/純水製造装置といった水関係の製品の製造を行い2工場の特徴を活かした工場運営が実施されている」とのこと。また東洋製作所の独自性、強みについては「お客様のご要望に柔軟に応えるオーダーメイド型の多品種少量生産が当社の強み。競合他社が海外拠点の設置などで、ボリュームを出して安価なものづくりを推進する傾向にある中、当社は国内生産にこだわり、品質の高いものづくりをテーマにした取組みを進めている」と語っておられ、ADVANTECグループにおける東洋製作所のプレゼンスを向上させ、東洋濾紙を始めとするグループ会社との連携によりグループの価値最大化への貢献を目指した経営を推進している。改善活動導入の経緯 一方、山本氏は電機業界から10年前にADVANTECグループに入社されたが、前職で豊富な経験を持つ山本氏の目には、当時の東洋製作所・柏工場における品質管理、生産管理、工程管理など、ものづくりのレベルはまだまだ改善の余地があるように映ったとのこと。そこで中・長期的な成長に向けて、ものづくりの体制を改革し、ADVANTECグループの経営テーマである徹底した品質管理を追求する企業体質への変換を目指すため、2015年に以前から興味を持っていたテクノ経営の1日工場診断を受けることになった。その結果コンサルタントから「INOVATIONへの挑戦」として柏工場の品質強化、製造力強化、抜本的ものづくり体制構築という3つの柱からなるコンサルティングの提案がなされ、企業改革に向けて導入は不可欠との判断から、テクノ経営へコンサルティングを依頼することとなった。2ASAP 8