ブックタイトルASAP2018vol_2
- ページ
- 2/20
このページは ASAP2018vol_2 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは ASAP2018vol_2 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
ASAP2018vol_2
特集1 企業インタビュー CORPORATE INTERVIE特INTERVIEW―― まず貴社の事業内容についてご紹介ください。山本:テクノフレックスは何を造っている会社なのか、一般の認知度はあまり高くないようです。しかし、私たちの生活には不可欠な製品であり、当社のフレキシブルホースや伸縮管継手などは、阪神大震災や東日本大震災の際にもその効果を発揮しました。 たとえば、都市ガスなどに使われていた柔軟性の無い鋼管は割れて火災を引き起こしましたが、当社の伸縮管継手を使った配管は大丈夫でした。また、水道などは橋脚の下や横に通される場合が多いのですが、地震のとき相当なダメージを受けるものです。 伸縮管継手については、どういう動きが必要か、口径は、何を流すか、どの位動けばよいのか、それらをお客様の要求に合わせて設計しています。 さまざまな素材を駆使したフレキシブルホースは建築設備から原子力、燃料配管まで幅広い用途に用いられています。その口径も最小は6ミリから原発の排気管用の10メートルという大きなものまであり、耐熱や耐圧も考慮した最新の技術力をものづくりの強みとしています。また、フッ素樹脂素材のフレキシブルホースは、高い信頼性が求められるITをはじめ、バイオテクノロジーや製薬、食品などの分野でも活躍しています。 国内5工場、海外は中国2工場、ベトナム1工場でものづくりを進めており、全国9ヶ所に営業所を設けています。 グループ企業では、製品開発で培われたノウハウを活かし、自動車・産業機器関連部品、電柱切断機などの製造、加工管の製造や施工、貯水機能付給水管の製造・販売、さらに介護・福祉関連事業等を手がけています。人の成長で築き上げる改善の水平展開製造部の原価低減と生産性向上活動株式会社テクノフレックス株式会社テクノフレックス工場診断では予想外の結果株式会社テクノフレックス 千葉工場 普段はあまり気づかないが密かなところに存在する、そんな社会を下支えする製品がある。 株式会社テクノフレックスが造るフレキシブルホースや伸縮管継手もその一つ。 たとえば、身近なところでは都市の水道管から分岐する家庭用の配管にも同社のフレキシブルホースが使われている。自由度のあるフレキシブルホースは地震や地盤沈下から機器配管を守る。 エキスパンションジョイントと呼ばれる伸縮管継手は、管軸方向の伸縮性を持ち、熱収縮や耐震性に優れる配管継手。社会インフラとして、石油・化学プラントやLNG船などのエネルギー関連や産業設備、ガス・水道などのライフラインを支えている。 同社では、2015年4月より、千葉工場・製造部を対象に改善活動を推進し、着実な成果を上げてきた。3年間の活動によるその成果は他工場にも水平展開され、大きな変革に結びついている。導入時には現場の反発も強かったという改善活動、その成功の秘訣をレポートする。1 ASAP