ブックタイトルASAP2018vol_2
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ASAP2018vol_2
企業レポート 2017年12月29日、1年の仕事納めに合わせて開催された。社員全員が参加するまとめ成果発表会は、全社横串テーマの発表を皮切りに、技術部・品質保証部・管理部や事業開発部などの間接部門、更に、成形加工・基板検査・端子台などの直接部門から熱気ある発表で進められた。 今回は全部門の発表からピックアップした4テーマを紹介する。成果発表レポート(第三期 まとめ成果発表会より)… 今回の紹介事例活動テーマ主管部署全社横串テーマ上流での品質つくり込み品質保証部部門別予算運用・コストマネジメント経理・総務(管理部)間接部門職場チーム職場3S:整理・整頓・清掃事業開発部職場のレイアウト改善技術部新人向け業務フローの作成営業部直接部門職場チームAIR便の削減、生産性向上端子台グループ入荷基板の不良削減基板グループ成形機稼動率アップ成形グループ生産性向上盤用器具グループ不良手直しの削減ユニットグループ不良削減による採算性改善成形加工グループ 品質保証部を主管に、最上流で品質を担保する仕組みに取り組んでいる。従来、全工程のチェックは、最終の出荷検査で実施していた。つまり開発時の問題や金型などの問題も含めた不具合を総合的に検出し、不良流出を未然に防ぐ役割を担っていた。しかし、確認する検査箇所が増加すると、見逃しやヒューマンエラーの発生を誘発する要因にもなる。 また、品質改善の視点からは製造責任の所在が曖昧になることも問題である。たとえば、最終検査でキズが検出されたとしても、それがシルク印刷によるものか、それとも組立で付いたものなのかが品質保証部では判断できない。特に社外パートナーにより発生した品質不良ロスを把握できなければ、社内が負担する不良処理コストも正しく確認できない。そこで、従来の業務フローを見直し、品質が担保でき、きちんとフォローできる仕組みづくりに取り組んだ。? 業務プロセスの改善 上流での品質を担保するには、現状の業務フローを見直し、目指すべき姿を検討することが必要である。ただ単なる文字の羅列ではなく、いつ・どこで・だれが・何をするか、というチェック項目を明確化する業務フローの再構築に取り組んだ。 ただ、今期の活動では、ありたい姿の描写に留まっており、まだまだ現実とのギャップは大きい。この隔たりを埋める作業がこれからの活動課題となっている。? 業務フローにおける「ホールドポイント」の 設定 業務フローには、責任の所在を明確にするための各ホールドポイントを設定した。たとえば、開発時には3つのホールドポイントを設定し、開発の進捗チェックと責任・承認の所在を明らかにする。上流での品質つくり込み:品質保証部ASAP 8