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概要

ASAP2018vol_4

 人の働きへの疑問やムダに対する違和感、問題への気付きなどは多少の訓練が必要となります。しかし、それらは現場実践または本による知識によって特段の努力をしなくとも磨くことができるでしょう。 大事なのは、直観によって“気付いた”問題の作業に対して深く考える習慣を付けることです。 そこでまず現状作業を整理する為に使うのが、何を(What)、どこで(Where)、いつ(When)、誰が(Who)、どのように(How)の4W1Hです。 この各4W1Hの問いに直感で答えることはできません。否が応でも一旦立ち止まり記憶を辿り答えに集中せざるを得ないのです。普段行っている作業でも意外と標準やルールが曖昧なまま作業者任せにやらせている事が多いことに驚かされます。 そして現状の作業把握の後で、なぜ(Why)の疑問を各要素へ投げかけることで要素毎の目的を再確認するとともに十分な意味を持たない改善余地のある対象をあぶり出していきます。 数多くある選択肢の中でその作業は、何の為に、なぜその場所で、なぜその時に、なぜその人が、なぜそのように、やらなくてはいけないのかを深く考えます。その中で現状のルールを弁護しようにもできないもの(理由が見つからない)や、目的の重要性が低いものが出てきます。その目的が不明確で弱い箇所にこそ改善の余地が残っていると言えます。????2「改善検討の原則」の利用【現状分析~目的追究】ASAP 22