ブックタイトルASAP2018vol_4
- ページ
- 3/28
このページは ASAP2018vol_4 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは ASAP2018vol_4 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
ASAP2018vol_4
企業価値を高める改善への扉―― はじめに貴社の企業概要についてお伺いします雑賀:クムパワピーシュガー社とカセットポンシュガー社では、三井製糖の主力製品であるスプーンブランドの高品質砂糖を生産・販売しています。タイ東北部のウドンタニ県に製造拠点を置く両社ですが、クムパワピーシュガー社は半世紀以上の伝統を持つ製糖会社として、日本の技術力を活かした安心・安全な製品づくりを進めています。カセットポンシュガー社では、今年6月に増資により製造能力増強のための設備刷新に着工、2019年10月の完工を目指しています。アジアを中心に砂糖の需要は上昇傾向にあり、世界の砂糖市場は年平均2%の順調な成長が見込まれています。主要な砂糖生産国はタイ、ブラジル、オーストラリアですが、なかでもタイは需要と供給が近い東南アジアの中心に位置する有望市場でもあります。―― 工場の品質維持にはどう取り組まれているでしょうか雑賀:食の安心・安全は三井製糖の企業理念の第一義に掲げられており、三井物産食料本部の理念でもあります。 2003年のBSE問題以降、トレーサビリティが社会的に大きなテーマとなりました。当社でもトレーサビリティの確立など、食の安心・安全に関する文化の確立に取組んで来ました。タイにおけるクムパワピーシュガー社でも、HACCPを取得し、ある程度は食の安全に関する意識を浸透させることが出来たと思います。ただそれでも日本の水準と比べれば、まだまだ不十分なところがあり、トレーサビリティについての取組みを更に進めて行かなければならないと考えています。安全意識の徹底を目指して■ 活動内容の見直し:会社&社員の安全に対する意識を変える改革の方向性仕組の改革社員の意識改革安全の取組み見直し◆リスク・アセスメントの実施◆作業工具(電気工具)類の点検 ルール化(点検証明シール化)etc.※養生方法の見直し※圧搾期のリスク検討◆KMP ⇔ KSP両工場一体の安全施策 推進etc.※指摘型の工場巡回からの脱却◆安全衛生委員会の運用見直し◆安全教育の見直し※単純な座学の見直し・安全教育後の安全試験実施・障害(難聴や手足切断)の 疑似体験(保護具の重要性)ASAP 2