ブックタイトルASAP2018vol_4
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ASAP2018vol_4
特集1 企業インタビュー CORPORATE INTERVIE特INTERVIEW―― 活動で苦労した点は何でしょうか雑賀:理解したと言って理解できていないところがあり、繰り返し説明することが必要です。習ったことをしっかり定着できていない点もまだまだ取組みが必要です。 部署ごとにもばらつきがあり、安全の意識が高いところは5Sがしっかりしていますが、逆にそうでないところは安全の意識が低いようです。 同じようなトラブルが続くところから事故が起こっており、マネージャーの指導力不足が感じられます。今後は信賞必罰ではないが、出来ているところにはインセンティヴを、出来ていないところはセイフティーマネージャーから工場長に申請してイエローカードやレッドカードを出すことを検討しています。現地スタッフ:社員の意識を高めるための工夫として、専用のアプリケーションを利用して毎朝の安全活動の写真を送ってもらっています。その写真を見てアドバイスや作業の確認をしているわけです。安全委員会の15人のメンバーで安全パトロールと教育を行っています。専任のセイフティーオフィサーは2人、現在はコンサルタントの指導で事故になる可能性のある危険報告も実施し、その内容を活用しています。―― 活動の成果はいかがでしょうか雑賀:工場に行ったら「安全第一」と声かけを続けてきました。現在はヘルメットを被っていない従業員がいなくなったことを嬉しく感じます。作業と服装について、現場に統一感が出てきました。この1年半重大な事故が発生していないことを株主にも報告できました。八木:安全意識の向上やPPE(保護具)の装着比率向上など、今まで漠然としていた危険を具体的、定量的にとらえることができるようになったと思います。 コンサルタントの藤井先生には、タイの従業員のことを良くわかって柔軟に指導いただいているので、それを継続してやっていただきたい。タイでの経験を活かして指導いただいており、現状大変満足しています。労災件数の推移現場指導従業員たちの意識が変わった5 ASAPThe Kumphawapi Sugar Co.,Ltd / Kaset Phol Sugar Ltd