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概要

ASAP2018vol_4

企業価値を高める改善への扉―― 現場でも変化が見られるようになったでしょうか雑賀:現地スタッフ:最初はそれまでなかった安全に対する規則を導入したことで現場の作業者が反発していましたが、1年半が過ぎたころからは反発もなくなってきました。 安全面の改善というテーマで1年半やってきた活動ですが、社内の意識はかなり向上してきたと思います。安全活動への参加率も向上し、積極的になってきました。CEO、ディレクター等が全員に安全の大切さを繰り返し説明したことがよかったと感じています。 現場の安全装備着用が100%近くなっており、この3ヶ月事故もほとんど起こっていません。事故は不慣れな仕事が増える時期に起こりやすいです。修繕期間には多くの業者が入ってくるため、普段とは環境が変わるため事故の確率が高まります。安全のオリエンテーションも行っているが、現場に入ったら何故かその意識を忘れてしまう。繰り返し徹底することが重要だと思います。―― 今後の活動に向けてはいかがですか雑賀:今年の3月、三井物産の社員による内部監査を受け、少し厳しい指摘を受けました。実際に現場を動かしている班長に安全への意識をしっかり落し込んでいくことが今後の課題だと思います。 特にメンテナンス期間に事故が多いのは、部品を分解した雑然とした状態で機械の中に入るためです。作業スペースを片付けて手順をしっかり守ることが大事、朝礼ではKYTとその日の作業を全員で確認するようにしています。 将来的には生産性向上のための改善活動に取組んでいきたいが、今はそれに手をつける以前の段階です。安全活動は浸透するまで3年はかかると思っています。成果報告会安全文化の醸成に向けて設備メンテナンス表ASAP 6