ブックタイトルASAP2019vol_2
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ASAP2019vol_2
企業改革のポイント課題大手には出来ないレスポンスの良さとオリジナリティの追求。大量生産でコスト競争に巻き込まれない「業界随一のものづくり」の実現解決策生産性向上、生産リードタイム短縮、工程内不良削減の具体的な取組みを通じて、人材育成のしくみ構築を進め、強固なものづくり現場の実現を追及成果生産性向上、リードタイム短縮における大きな進捗とボトムアップによる社員の成長を実現今後の展開活動成果の他工場への横展開と滋賀工場をものづくりの戦略拠点として位置づけた生産体制構築に向けた取組みを推進- 活動の成果と今後のビジョン 第2期は2019年3月で終了し、今後は他工場への横展開を中心とした活動への移行が予定されている。 「Action200」の成果としては、2016年のスタート時点から、生産性、リードタイムに大きな進捗があった。そしてこれらを実現したのは、コンサルタントによる生産性向上、リードタイム短縮に向けた具体策の伝授、社員の「考える力」の定着に向けた丁寧な指導がベースとなった。 人材育成の面からも、3年間の取組みで現場社員、班長、係長という今後のアルメタックスを支えていく人材のボトムアップによる成長が果たされたことは大きな成果と言える。 また生産部門全体の今後のビジョンとしては、住宅産業のシュリンク化が進む中、アルメタックス社では新規事業、業態転換なども視野に入れながら、10年先を指標にした独自のものづくりを進める計画であり、強みを活かして、利益を出す工場の実現を目指している。矢田 住宅建材のものづくりは、装置化できないところがあり、今後人員確保がさらに困難になる中、仕事の平準化を進め、誰にでも出来るようにする工夫が求められます。 また強みを活かす工場、より利益を重視する工場を目指し、その利益をきっちりした成果配分の仕組みにより社員に還元していきたいと考えています。 さらに将来の工場経営を託せる人材の育成や、定着率向上など、企業としての持続可能性の追求は人材面での取組みがポイントとなると考えています。メーカーとして良いものづくりには社員に長く働いていただく必要があり、そのためには賃金はもちろんですが、職場環境の改善を通じた、社員のコミュニケーション能力向上、会社へのロイヤリティ醸成なども大事になると思います。 今回のAction200 の活動は企業の成長における、現場のコミュニケーション、一体感の創出の重要性を提示しており、今後他工場への横展開を図っていく上でも不可欠な視点であると考えています。 企業が変革する際、強いリーダーシップの存在が必要であることは言うまでもないが、必ず変わるんだという信念が浸透した組織、そして社員一人ひとりの成長を大事にする企業風土がより良い未来を生み出す原動力となる。 「業界随一のものづくり」の実現を目指して、アルメタックス社の改善活動はさらなる成長を続けていく。会議室でのミーティング風景「Action200」のロゴマーク11