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概要

ASAP2019vol_3

 2年目以降の活動では「Mi活動」(M=明治、me、未来 i=improvement)と名称変更し、さらなる進化を目指した。山田氏によると活動名称を変更したことで、活動の意味が明確になり、活性化と浸透につながったという。また1年目の活動終了時には、生産部全員、社長、常務及び関係取締役の参加により、1年間の活動成果を社員自身が発表する成果発表会を開催した。明治薬品ではこれまで、このような社員主体の発表会を実施したことがなく、社長も活動を通じてこういうことができるのかと、感心、感銘されていたという。また2年目の発表会では社長への質問という試みも行われ、これまで社長からのメッセージを直接聞く機会の無かった社員にとっては、非常に貴重な場になったという。 本年5月31日には3年目の活動を総括するアピール大会が開催され、各課の社員から活動状況、成果、次年度に向けた目標などが発表され、よりレベルの高い活動を目指す社員の熱気と意志が感じられ、今後の活動への期待が高まる場となっていた。 山田氏はコンサルタントと相談の上、活動2年でミドル層の意識が追いついてきて、やっと本当の下地が出来てきたことから、3年目の活動ではさらなる飛躍を目指し、現場力、人間力及び2Sという3つのテーマを設定し、事務局の佐伯氏、若林氏、押田氏がそれぞれの担当リーダーとして活動を進める体制に変更を行った。またこれまで山田氏が担ってきた全体統括の役割を、新たに事務局メンバーに加わった濱本氏に託すことで、より社員主体の活動への転換を図ったという。現場力の佐伯氏、人間力の若林氏、全体統括の濱本氏に現在の活動状況と今後のビジョンについて聞いた。佐伯氏 2 年目までは生産部全体で2S活動を続けてきました。今年から事務局メンバーそれぞれが3 本の柱を05 3本の柱による3年目の活動テーマとして取組んでいるため、これまでより少し大変になったように思います。現場力向上に向けて取組んでいるユニットリーダーミーティングでは、係長や主任など今まであまり横のつながりを持てる機会が少なかった社員たちが、同じ意識を共有し、積極的にゴールに向けて取組んでいます。中長期のビジョンとしては、目標達成を目指して、みんなで話し合い進めて行くことで、会社の力、現場の力につながっていくと思うので男女を問わず、仕事のことで自由闊達に意見を交わすことの出来る職場環境を作っていきたいと考えています。2019年5月31日に開催されたアピール大会の風景現場力担当 生産部富山南工場 1課 兼 2課 課長佐伯 剛志氏活動事務局ミーティング風景10