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概要

ASAP2019vol_4

失敗は成功の母であると強く自分に言い聞かせ、まずは自分自身のマインドをポジティブに構えています。※1 「IDEF0」:業務プロセスの見える化手法で、設計手順書として技術継承・人材育成に展開※2 「QFD」:TQCの品質機能展開で、構想設計時のベテラン設計者暗黙知の形式知化に活用 現在活動は解決策の実行フェーズまで進み、技術部内から営業部門や工場部門といった他部門を巻き込む活動になっている。他部門に対するプロジェクトの啓蒙を行う中、野崎氏は部門による利害や、立場が違う状況での、コミュニケーションの難しさを非常に感じているという。野崎氏 プロジェクト立上げ当初のキックオフでは、百花繚乱プロジェクトの概要を全社的に説明し、今年3月の中間報告会では活動の取り組み状況を全社的に発表しました。中間報告会では技術部が策定した会社の理想的な業務プロセスを掲げ、この改革活動が全社的な取り組みであることを皆さんに意識してもらったつもりですが、その後の活動は暫く技術部内だけに留まってしまったため、全社的な活動という雰囲気が薄れてしまったと感じます。しかし、現在は、活動の大きな流れとしては、まだ浅瀬ですが『解決策の実行』へと移行しており、実質的に営業部と工場側を巻き込んだ活動を展開しているところです。今後は他部門を巻き込んだ活動がより本格化していくので、事務局としての苦労や葛藤はこれからがクライマックスになると予想されます。それでも、逆境にあっても、私自身はそれに逆らわず楽しむくらいのマインドで取り組んで行きたいと考えています。活動推進の立場としては常に高い士気を維持することが重要だと思いますので、まずは自分からということです。また、この取り組みは改革活動です。改革とは今までのやり方を根底から覆して価値や利益を創出するものだと私は解釈しています。ですから、目標達成に向けては膨大なエネルギーが必要ですし、試行錯誤することも他者と衝突することも至極当然の筈です。それらを踏まえての今後のポイントは、専ら継続することです。例え困難に陥っても、お互いの意思や感情を共有し、主役である我々が積極的に解決策を考え、技術部があるべき姿を現実化するために活動を継続する。単純ですが、それこそがゴールへの道標になると信じています。「百花繚乱」ロゴマークキックオフ( 2018年9月)11