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概要

ASAP2020vol_1

 2019 年10月25日(金)アール・ビー・コントロールズ株式会社の本社多目的ホールで「SK2040 Phase 2 中間報告会」が開催された。プロジェクトマネージャーの取締役 生産本部 部長 木村 裕二氏、開発本部 兼 開発部 責任者の窪田 伸悟氏の活動目的についての説明に続き、商品開発プロセス改革チーム、技術継承・設計標準化チーム、ITツール活用チーム、生産性向上チームの各リーダーから現状の活動報告と今後の計画などの説明が行われた。商品開発プロセス改革チームからは、ポイントとして関係部署の早期参画、検証ゲートでの多角チェックがあげられ、これによって開発期間の短縮、品質コストの安定につながることが報告されるなど、各チームが活動のレベルアップに向け、意欲的に活動に取組む様子が伺えた。 代表取締役社長 遠藤 健治氏からはこの活動に対するグループ内の注目度は高く、先日もリンナイの複数の部門からの問合せがあったことが報告された。また、今後の各チームの取組み報告については、経営成果にどういう風に結びついているかを分かる様な形としてプレゼンテーションして欲しいという指示も出された。全体の印象として、短い実施時間の中で、時間配分がきっちりと成されており、それぞれのチームが簡潔かつスマートな発表を行われていたと感じた。いる。その課題解消に向けた検討を下期に行いながら、全員が目標達成へ期待感が持てるようにうまく考えていきたい』とのことであった。 また人材育成的な効果としては、『事務局の人間は活動を普段から見ているので、各チームのこの人は上手く話が出来たり、まとめることが出来るとわかっているが、事務局以外のメンバーにも普段見えていない部分が見えることで、今までになかったような気づきや繋がりが出てきている。そういう体験が今回の活動の中での人材育成の効果であり、本当の設計パフォーマンスを上げていくことはIDEF0とかQFDをやることで上がっていくのではないかと思っている』とのことであった。 同社の中長期的な成長に向けた今後のビジョンについて、代表取締役社長の遠藤氏は『人材面では、将来のリーダー予備軍といえる35歳前後の中堅が非常に重要な層となるため、どのような特徴を持った層なのかを見極め、大事に育てていこうと思っている。人間的、技術的、総合的なマネジメントの部分などいろいろな角度からチャンスを与えていこうと考えていて、計画的に行っていきたい。今から数年でこの層がどの程度上積みできるか、これが大事だと考えている。また経営的にはグローバルに活躍できる会社を目指して行く。一つはすでにリンナイが展開している海外拠点に対する貢献をしっかり行い、同時に海外でも国内同様にグループ以外の会社の開拓も積極的に行っていく』とのことであった。 「品質こそ我らが命」を原点思想として掲げるアール・ビー・コントロールズ株式会社。これまで着手できていなかった開発・設計部門の改善を通じて、会社としての原点である品質をさらにレベルアップさせ、創立50周年が次の50 年に向けた大きな一歩となり、次代の成長に向けた歩みは着実に続いていく。07 SK2040 Phase2 中間報告会レポート13