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概要

ASAPplus2020

ニューノーマル時代を企業変革力で生き抜くFeature 01社 名:株式会社ハーベスト代表者:代表取締役 岩田 学資本金:1,850万円設 立:平成元年5月所在地:本社 〒731-3362 広島県広島市安佐北区    安佐町久地唐音2895-11担当コンサルタント:西日本事業部 小林 健二と思います。ーコロナ禍でのコンサルティング導入背景岩田氏 当社の決算月は5月で、昨年度は非常に良い決算を迎えることができました。今年の2月、3月コロナ禍の中でも、建築関係の仕事は途中で止まってしまうことは無く、オリンピックが開催されることを見込んだホテルなどの大型案件の受注もあり、特需のような形が決算で良い結果を出せた主要因だと考えています。6月に入り新年度になっても、その流れは基本的には続いていたのですが、4月の緊急事態宣言以降、実際にはほとんどの企業で動きが止まってしまい、当社のお客様でも大半の会社がテレワークとなり、事業活動が停滞し始めました。このような状況で、本来なら承認を下ろさないといけないタイミングの案件がほぼ全て止まってしまったことで、そのしわ寄せが7、8月に来ていることを実感していて、数字的には前年比で50%以上ダウンしているような状況です。本当の意味でまだ今後の見通しはわかりませんが、秋口以降の動きが少しずつ見え始めているので、少しは回復基調にあるのかなと考えていますが、完全に元の状態まで戻れるのかということについては不安があります。 今回のコンサルティング導入のきっかけは広島で開催されたテクノ経営のセミナーに参加したことですが、その際に感じた印象はすごく具体的なアプローチをされるなということです。当社は小規模ながらも増収増益の経営を進めて来ており、自分でもできる限りの人材育成や、生産プロセスの改善などに取組んでいたのですが、付加価値労働生産性の観点から見ると、あまり改善が進んでいませんでした。そのため増収増益は外部要因によるところが大きく、この先苦しくなるのではという危機感をずっと持っていました。もちろんコロナを予測していたわけではないのですが、景気は浮き沈みがあるため、それが沈んだときには本当に苦しくなるのではという怖さを抱えていて、そこに対して何らかの動きを検討しなければと考えていました。今の状況が決して良いわけではありませんが、私は今回コンサルティングをこの時期に導入したことはむしろタイミング的に良かったと考えています。今の状況だからこそ社内で改善活動の時間を充分とることも出来ます。そういう意味ではピンチをチャンスにではありませんが、全ての企業が苦しいこの時期、苦しいことを苦しいだけで終わらせたのではつまらないし、今の苦しい経験があったからこそ、この活動が出来て、その経験があったからこそ良かったねと言える未来を切り開いていくタイミングとしては、本当に良かったのかなと思っています。ー仕事が人の役に立ち、喜んでもらえることを社員が実感できる企業を目指して岩田氏 今後中長期的に目指すビジョンとしては、社員が仕事を通じて自己成長を実現し、その上で高まった自分の能力を人のために役立て、人に喜んでもらえることが実感できるような企業をつくっていきたいと思っていて、その実現に向けた取組みも今回の改善活動の中で進めて行くことを考えています。そしてそのための戦略としては、やはり人材の育成が重要です。一緒に働いていて楽しい仲間がいれば、同じ目標に向けて走って行けるはずなので、方向性や理念を共有し、それを会社全体の力に変えていけるような組織にしていくことが課題だと思っています。また人員的には現在は40名の社員を中長期的には60名程度までには拡大したいと考えています。そうするともう少し専門的に分業を進めていけるので、お客様に対して、今まで出来ていなかったことを提供できるようにもなります。本当の意味でのお客様第一主義の実現を目指して、アフターコロナにおける当社の成長戦略は、お客様自体の受注増に対していかに貢献できるか。それがポイントだと考えています。COMPANY DATA施工事例(JR東京駅通路サイン)6