タイに赴任してから6月で丸8年になりますが、その間のタイでは、交通インフラが整備されてバンコク市内から周辺地域へのアクセスがより素早く便利になり、またITインフラも整備されてモノや情報の流れのスピードが格段に速くなってきたように思います。また、最低賃金の上昇につれて庶民の購買力が高まり大型ショッピングセンターや高層アパートの建設もバンコクから周辺都市へと大きく広がっています。
そのようなタイと比較すると、日本経済の成長速度は鈍くバーツ高での物価水準は日本とタイとで変わらない状態にまでなりつつあります。
国内のものづくり現場が海外に流出してしまった日本では、政府が観光立国を目指すようなことも言いつつインバウンドを積極的に受け入れてグローバル化を推進する政策をとろうとしていますが、その意味では、既に外国資本を積極的に受け入れて経済発展を実現し観光立国としても成功しているタイのモデルは参考にできるのではないでしょうか?