コラム/海外レポート

2023.09.27

タイ生活あるある「食あたり」อาหารเป็นพิษ(アーハーン ペン ピット)

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  • タイ

執筆者:

本田 和樹

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日本とタイを行ったり来たりではあるが、タイ暮らしがトータルで11年目となった。
長いタイ生活を振り返って改めて思うことは、蚊に刺され難くなった事と食あたりが無くなった事である。パクチーやレモングラスなどのハーブは蚊除けに効くと聞いていたが、長年のタイ料理によって、私もいよいよタイ人化が進んだかと考えさせられる。
そして食あたりについては、タイに住み始めた大学生の時に1度、ひどい食中毒になったことが忘れられない。原因は屋台チャーハンに入っていた半生のエビだと確信している。夜中になって腹痛と吐き気で起きるとそこからは横になれず一睡もできなかった。
タイに来たばかりだった私はタイ語もろくに話せなかったが、症状を説明するために必死で「食あたり」อาหารเป็นพิษ(アーハーン ペン ピット)だけを頭に叩き込んだ。そこからは薬局が開店するまでベッドに座りながら頭に中でอาหารเป็นพิษ(アーハーン ペン ピット)・・・・を念仏のように唱えながら唯々時間が過ぎるのを待った。今でこそスマートフォンがあるが、当時は分厚い泰日辞書しか持っておらず、紙に書いて覚えて伝えるしかなかった。
食当たり自体は決していい思い出ではないが、そこから長い付き合いになるタイという文化から「海外生活は甘くないぞ」と洗礼を浴びたようで今でも鮮明に記憶に残っている出来事であった。

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