今年になってから、タイ・インドネシア・ベトナム向けそれぞれの工場改革セミナーを開催し、ご参加いただいた企業の方々とお話を聞く機会があった。業種、業態、地域は異なり、収益向上に向けた定量的な経営課題は千差万別である。しかしながら、多くの企業様が共通して課題と感じられている内容は依然として現地化である。
民族や宗教、さらには脈々と続く文化や価値観はやはり各国によって異なり、ひとくくりにして考えることは難しい。それぞれの国や企業状況に合わせて進めていく必要がある。
共通していることは、「機会」と「手法」と「スキル」を与え、「やる気」を引き出し「考働」できるようにすることである。
日本人駐在員の人数が減っていく中で、各企業早急な対応が必要となっている。我々の海外200社のコンサルティング経験が現地化の促進に活かせていければと考えている。